放送中のドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系)で「2つのことを同時にできない」というコンプレックスを持っている専業主婦・村上詩穂を演じている多部未華子。2016年10月からオンエアが開始された「UQモバイル三姉妹シリーズ」のCM撮影で知り合ったカメラマンの熊田貴樹氏と19年に結婚。21年12月に第1子を出産していたと明かし、「今までと同じ道を歩いても世界が違って見えるようになった」と喜びを表現していたが、4月25日放送の「A‐Studio+」(TBS系)にゲスト出演した時も、まったく同じことを言っていた。
さらに「カバンの中はめちゃくちゃ汚いです。びっくりします、自分でも」と意外な発言をし、その理由として「本当に整理整頓ができないんですよ。もう本当にできません。だからもうあきらめました。カバンはポーチとか、いろいろ分けるものとか買うんですけど、だいたいもう、ぐちゃぐちゃに入ってますよ。だからどこに(何が)入ってるかわかんないですよ、ポーチの。それは本当に困ってます。でも、もう治らない。もう諦めました。お財布もあるけど、だいたいお財布ももう閉まってないので。いやいや、本当にダメです。もう整理整頓、本当に苦手です」と告白。「お財布も閉まってないので」と発言したところでは、スタジオの観客から「え~っ?!」とリアルな驚きの声があがり、多部がその声を聞いて「アッハ!」と笑う瞬間もあった。
番組MCの1人である藤ヶ谷太輔が、多部のスタイリスト・山本さんとヘアメイク・中西さんから聞いた話として「結構、大雑把なところがあると。例えば、寒い日の撮影で、衣装の下に何か1枚はきますかとか、あるじゃないですか。ピタッとした暖かいやつ。あれをはく時に、股の途中ぐらいで(きちんとはかずにその上から)服着てっちゃうとか」することがあると暴露すると、聞いていた多部は「本当にひどい」と他人事のように大笑い。さらに「面倒くさいんですよ。でも言われます。『気持ち悪くないの?』って。いや、気持ちは悪いけど、上げるほうが面倒くさいんです。もう面倒くさがり屋なんです。ほとんど(のことが)面倒くさいんです。たぶん服がすごい苦手なんです。洗濯畳むとか、干す時に(ハンガーと洗濯物の位置を)合わせるとか…面倒くさい。本当に面倒くさい。あと、なんかフタ閉める、とか、ボタンがどう、とか。コートとかもベルトとか(ウエストで結ぶ)ヒモがあるとか、絶対買わないです」と“小学生男子”のような面倒くさがり屋であることをどんどん「自白」していった。
そのためネット上には「多部ちゃんの素顔が意外過ぎる。財布を閉めないとか笑ったけど」「面倒くさがり屋だと知って前より好きなった。正直に話してくれて、ありがとう多部ちゃん」「ウチの母はタイツやストッキングを上まで上げずに途中で止めてしまうことを、その形状から“凱旋門”と呼んでいて、小さい頃は私も“凱旋門にしてると転ぶわよ”っていつも叱られてた。多部ちゃんの話を聞いてすっごく親近感が湧いたし、すっごく好きになっちゃった」など、好意的な声が相次いでいる。
「ほとんどのことが面倒くさい」と言っていた多部。「出産してから世界が違って見えるようになった」というエピソードトークは、自身の「ネタ」として心の引き出しにしまい、そこだけは整理整頓して取り出しやすくしているのではないだろうか。
(森山いま)