男女の営みに関しては、ことさらに初心(うぶ)な主人公・なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)が、交際ゼロ日で結婚した日々を描いたラブコメディー「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)。
視聴者からは「毎回キュンキュンが更新し過ぎます。観た後は幸せな気分になります」「なつ美と瀧昌の周りに纏われた癒しの空気が私を幸せにしてくれます」「瀧昌様の仕事の時の鋭い目や部下の水兵さんへの塩対応の時と、なつ美さんへの優しい眼差しや愛しくてたまらない」などの声がネット上にあがり、完璧な“癒やし”ドラマとなっているようだ。
6月19日放送の第9話での舞台は、なつ美の実家の関谷家。なつ美と瀧昌は、なつ美の2番目の姉・あき奈(咲妃みゆ)の出産を手伝うため、実家に行く。
いよいよ出産の時が近づき、あき奈の絶叫に驚く瀧昌。と、同時に、なつ美との間に子供ができて出産の時、自分はそばにいることができないかもしれない、1人で痛い思いをさせるかもしれない、と不安になるのだった。
「物語の舞台は、昭和11年から始まります。帝国海軍の中尉である瀧昌には、いつ、どのような任務が下されるのかわかりません。なつ美の出産のときに自分はそばにいることができるのか?それ以前に、戦死することがあるかもしれないという思いがある。しかも、原作漫画は、現在も連載中なので、なつ美と瀧昌にどんな運命が待ち受けているかもわかりません。同じような時代を舞台にした朝ドラ『あんぱん』(NHK)は、主人公・のぶ(今田美桜)の夫・柳井嵩(北村匠海)は、戦争から無事に帰還しますが、瀧昌はどうなるのかわからないので、彼がなつ美を慮る言葉の一つ一つが、よけいに切なく感じられます」(テレビ誌ライター)
6月26日に最終話を迎える「波うららかに、めおと日和」。海上では暴風雨が続き、瀧昌が招集されている艦が大きく揺れて…。ドラマではどんな結末になるのか、楽しみにしたい。