理学療法士YouTuber・山内義弘氏が「目の凝りがバリバリ剥がれて視力が回復するだけでなく老眼予防にも」と題して、自身のYouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」を更新(6月22日付)。今回は、1日1回行うだけで眼球の血流が良くなるという簡単なセルフケア法を紹介している。
視力低下の原因として、目を動かす筋肉と神経、そして目から入った情報を脳に届ける視神経は「総腱輪」という腱の構造でつながっているという。
「同じところばかり見ていると、この滑走性が悪くなるんですね。あらゆる方向を見る訓練をしておかないと(総腱輪の)癒着が起こる。しっかり左右を向く。ピント調整もそうです。遠くを見る、近くを見るということをしないと、血流を必要としない(眠った)神経になってしまうので、しっかり意識して行う必要があります」
まずはセルフケアに入る前に、上下左右の目の可動域を確認。次に手を伸ばし立てた親指をゆっくり目元に近づけながら、輪郭がどこまでハッキリ見えるかチェックする。そして、いざセルフケアの実践だ。
「(頭を動かさず)目だけで右を思いっきり向きましょう。この状態で眼窩の上の骨と下の骨を10回ずつタップしていきます」
タップする時は、人差し指、中指、薬指の腹を使い、両手で左右の眉毛の下(眼窩上)と頬骨の上(眼窩下)をポンポンポンと10回刺激する。次は左を見て同様に眼窩上下を10回。さらに目を上に向ける、下に向ける、遠くを見る、近くを見る動作をしながら同様に軽いタップを10回繰り返す。
こうすることで水晶体のピント調節を司る筋肉の反射が良くなり、立てた親指を目に近づけるテストを行うと、前よりピントが合いやすくなっている、と山内氏は言うのだ。
動画のコメント欄には「目の周りがガチガチだったのがじわ~っと柔らかくなった気がします」「スマホ見て目が疲れたところ、目がめちゃスッキリしました」などと実感する視聴者の声が寄せられている。
昔から「遠くを見たほうが目によい」と言われるが、そこにタップが加われば鬼に金棒かも…。
(所ひで/YouTubeライター)