ダウンタウンチャンネル、“今春スタート”のはずだったのに「まだまだ遅れそう」な切実事情
6月26日の放送で32年間続いた長寿番組「ダウンタウンDX」(読売テレビ・日本テレビ系)がフィナーレ。ダウンタウンの今後と、昨年1月から芸能活動を休止している松本人志の復帰の行方に注目が集まっている。
「松本が表舞台から姿を消すきっかけとなった『週刊文春』の『性加害報道』を巡る裁判は、昨年11月に松本が訴えを取り下げたことで終了しているものの、活動再開のメドは立っていません。コンビとしての冠番組である『水曜日のダウンタウン』(TBS系)や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)でも、しばらくは浜田雅功のみの出演が続く模様です」(お笑い関係者)
こうした中、松本の「復帰場所」として有力視されているのが、吉本興業がネット上で新たに立ち上げる動画プラットフォーム「ダウンタウンチャンネル」だ。
松本は昨年末に「Yahoo!ニュース」に掲載された芸能記者・中西正男氏によるインタビュー記事で、同チャンネルの構想を明かし「来春あたりにスタートしたい」と語っていた。 同関係者が続ける。
「春に始まるどころか、夏を迎えても正式な告知すらできていない。一部メディアでは『7月スタート』とも報じられましたが、業界内では『まだまだ遅れそうだ』との見方が大半です」
いったい何に時間がかかっているのか。
「当初の計画よりもプロジェクトのスケールが遥かに大きくなっているんです。ダウンタウンのコンテンツをアップするだけでなく、他の所属芸人を露出させる場として『ダウンタウンチャンネル』を構築したいと吉本は考えている。風呂敷を広げすぎたというのが遅れの原因のひとつですね」(前出・お笑い関係者)
さらに同関係者は「松本を巡るテレビ各局の反応も影響している」と指摘する。
「吉本の意向としては、ダウンタウンチャンネルの開設と同時に松本をレギュラー番組に復帰させるつもりだったものの、今も世間の反発が根強いため、各局が松本の起用を渋っている状況。こうした事情を踏まえると、スタートは早くても10月あたりではないでしょうか」(前出・お笑い関係者)
ファンはしびれを切らしている。
(塚原真弓)
