トップ芸人YouTuber・カジサックことキンコン梶原が「1億円の経費」に顔面蒼白か!
芸人のトップYouTuberのひとりであるカジサックことキングコングの梶原雄太が、「1億円」に頭を悩ませているという。梶原といえば、相方の西野亮廣とコンビ活動を続行する一方で、2019年末に突然「年末までにYouTubeの登録者数が100万人に届かなかったら芸人を引退する」と勝手に公言。無事にクリアできたことによって、芸人とYouTuberの2足のワラジをはくこととなった。
現在は、5番組を運営。大元の「カジサック KAJISAC」はチャンネル登録者数が242万人で、大人気プログラム。後発となった「カジサックの小部屋」は57・8万人、「カジサックのゲーム部屋」は11・6万人、「梶原雄太の部屋」は23・3万人、「カジサックが切り抜く部屋」は7・49万人で、総登録者数は342万人を超える。さらに、動画の無編集バージョンほか多数のコンテンツを見られるアプリ「カジサックの楽屋」を、月額500円(税込)で運営している。
芸人YouTuberとしては、ぶっちぎりの中田敦彦、2位の江頭2:50に大差をつけられている。だが、合算するとなかやまきんに君やかまいたち、狩野英孝やチョコレートプラネットといったメジャー芸人を上回っており、高収益が予想される。妻の「ヨメサック」こと元読者モデルの未来子さんを筆頭に、5人の子どもたち全員が顔出し出演。ファミリービジネスのロールモデルで、23年に長女の叶渚さんが読者モデルとしてデビューした際は、チャンネルユーザーが我が子の成長を見守るように祝福した。
公私ともに絶好調と思えるが、規模が大きくなりすぎたために悩みも尽きない。それが冒頭の「1億円」だ。芸能記者が言う。
「昨年は、制作費だけで1億円を超えたそうです。撮影だけのために借りている2LDKのマンションは、家賃約29万円と都内ならではの高額。そこには、スタッフとしても稼働している「2700」元メンバーのツネさんが居候しているとか。ツネさんは大阪に3人の子どもをと妻を残しているので、単身赴任しているんです。スタッフは30人ほどいるので、必要経費がバカにならないらしいです。プライベートを返上して5つの番組をフルで回さないと、キツい月もあるようです」
さらに今年、メインの「カジサック KAJISAC」はファミリー色が強いことから、Googleで「子ども向け動画」に認定されたという。子ども向けになると単純に収益が下がり、コメント欄が見られなくなる。申請すると、解除されるまでに1~2週間、最長で1カ月ほどかかるため、スピード勝負の無料動画の世界ではデメリットが大きいのだとか。
それでも、今さらYouTubeから撤退するわけにもいかないとみられるカジサック。相方の“西野先生”のように、あまたの有能なビジネスパートナーを味方につける、というキャラでもなさそうに見えるが…。ともあれ、「赤ジャージのパパ」の前途洋々を願うばかりだ。
(北村ともこ)
