中居正広「有料ファンクラブ」が「会費返金手続き」開始で“中居ヅラ”歓喜も「担当事務局」が注目されるワケ
元タレントの中居正広氏が、往時のファンを歓喜させた。
中居氏といえば今年1月、元フジテレビ女性アナウンサーを相手に2023年6月に起こした騒動が引き金となって、芸能界を引退。フジテレビと親会社が設立した第三者委員会が3月31日、トラブルに関する調査報告書を公表し、「業務の延長線上における性暴力」との判断を示すと、中居氏側は5月に反論したが、翌6月、同委員会が被害者に二次被害を与える危険性があるとして、交渉打ち切りを宣言した。
しかし中居氏側は、7月になって、調査報告書のデータファイルのタグに今回の件に関与していないはずの企業名があるなど、同委員会の対応が不誠実だとの新たな疑問点を指摘。解決の兆しが見えない泥仕合の様相を呈している。
性加害者扱いされ、玉虫色のまま表舞台から姿を消した中居だが、SMAP時代から30年ほど応援している有志たちは、今でもSNSで支援のポストを残している。「中居ヅラ」と呼ばれる熱狂的なファンの中で、「中居くん」は生きているのだ。
そんな中居ヅラが7月下旬の週末、歓喜に沸いた。芸能界引退によって閉鎖された有料のコミュニティサイト(ファンクラブ)の会費の返金手続きが始まったのだ。
サイトは、中居が旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)を退所したちょうど2年後の2022年4月1日に「中居ヅラ あの子たちに…、」の名前で開設。エイプリルフールだったこともあり、当時は疑う声が多かったが、月額100円で入会金1000円と合算しても年間2200円という仰天安価も話題となって、一時サーバーがダウンするほどの大反響。わずか1日で数万人が入会した。
「小さなコミュニティールーム」を掲げて動画、写真が不定期で更新され、会員特典としてスマホスタンドが発送された。しかし、件の女性スキャンダルによって、今年1月23日、中居本人からのラストメッセージ、謝罪とともに閉鎖。全メニューは2月19日をもって閲覧停止となり、順次返金作業に入ると案内された。そして、中居の53回目の誕生日にあたる今年の8月18日、完全クローズされる。その返金が7月下旬に始まったのだ。メディア関係者は言う。
「返金を担当しているのは、『「中居ヅラ あの子たちに…、」返金対応事務局』なんですが、その事務局が、関東近県のある有限会社内にあるんです。2015年に法人登録されており、十数人人ほどの従業員を抱えた時期もあった会社ですが、中居関連で所在地や社名を明かすことは珍しく、その関係性が気になるところです」
返金金額は、発足と同時に入会した古参ファンでさえ300円ほど。人件費と手数料を考慮すると、無職となった中居氏の懐は少し傷んだか。
(北村ともこ)
