あのロナウジーニョが日本で躍動!観戦したサッカーライターが語る「衰え知らずの実力」と「カズとの比較」
7月27日、元ブラジル代表にして元サッカー日本代表監督の「神様」ジーコ氏が発起人となり、被爆80年を迎える広島でチャリティマッチ「Zico All Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years」が開催。中田英寿氏が監督を務める「ワールドレジェンズ」とジーコ氏が率いる「ジャパンレジェンズ」の試合が行われた。
中田氏の他にも、元鹿島FWのアルシンド氏や、元ジュビロ磐田でブラジル代表監督も務めたドゥンガ氏、小野伸二氏、宮本恒靖氏(現・日本サッカー協会会長)らジーコ氏とゆかりのあるサッカー界のレジェンドが集結した超豪華な一戦だが、ひときわ注目を集めたのが元ブラジル代表のロナウジーニョ氏だ。現地で観戦したサッカーライターが語る。
「ロナウジーニョ氏が登場すると観客席から大きなどよめきが起こりました。人気だけでなくテクニックも健在。引退してから7年半が経ち、45歳となりましたが、現役時代と変わらないピッチでの躍動ぶりに驚かされました」
シュート2本とフリーキックを放ち、代名詞であるノールックパスなど華麗なテクニックを日本で見せつけたロナウジーニョ氏。同ライターは「現在でもテクニックだけなら世界クラスではないか」と指摘し、こう続ける。
「さすがにスピードは落ちていましたが、パスの精度と展開力は超一流のまま。ビジネスなどで多忙な現状を考えるとあり得ない話ではあるものの、仮に今すぐJリーグで現役復帰してもワンポイント起用なら充分活躍できると思います」
58歳で現役を続行する「カズ」こと三浦知良と比較してもロナウジーニョ氏のスゴさは際立っているという。
「当時横浜FCに在籍していた45歳のカズと比べても、現在のロナウジーニョ氏のほうが断然うまいと思います。完全に現役を退いていても衰えない能力は脱帽の一言です」(前出・サッカーライター)
いまだ現役レベルのレジェンドであった。
(塚原真弓)
