【あんぱん】【大追跡】【愛の、がっこう。】いい人かダメ人間か、切れ長の目をした木原勝利が両極端な演技で人気急上昇!
8月4日放送のNHK朝ドラ「あんぱん」第91話に登場すると思っていた人物が登場しなかった。その人の名は「世良則雄」。高知出身の代議士・薪鉄子(戸田恵子)の秘書を務めていた、木原勝利が演じるあの「仕事のできる男」だ。
ドラマ内で世良(木原)は、独立するために鉄子のもとを離れたと説明されたが、翌5日には、木原が自身の「X」を更新。「朝ドラ『あんぱん』 独立して代議士を目指します」と代議士を目指すために独立したと明言。さらに「またお会いできる日が来るかはわかりませんが、どうぞ最後までお楽しみください」と「あんぱん」の視聴を呼びかけた。
切れ長の目が特徴的な木原は「善人か悪人」「いい人かダメ人間」といった両極端なキャラを演じられることで、人気急上昇中の役者だ。
昨年放送の安達祐実主演ドラマ「3000万」(NHK)で「坂本」と名乗る特殊詐欺グループの指示役を木原が演じているのを見ながら、「この人は絶対にドラマの仕事が増えるはず」と思っていたが、その予想は大当たりした。
放送中のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜」(テレビ朝日系)第2話では遠藤憲一演じる八重樫捜査一課長の隣で立てこもり犯の様子を観察する、警視庁SIT班長・佐野一樹を姿勢よく演じていたし、同じく放送中のドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)では、カヲル(ラウール)の異父弟である香坂勇樹(あお)の“ダメ父美容師”をのらりくらりと演じている。そのため、「あんぱん」から世良が消えた時には「表参道で美容院を…と思いましたが」などと、「X」には「愛の、がっこう。」で演じているキャラと絡めた投稿する人がいたほどだ。
「大追跡」で共演していた遠藤もそうだが、顔に特徴のある役者は、両極端なキャラを演じると説得力が増すため仕事が多い。特に鋭いまなざしが冷酷に見える切れ長の目の持ち主は、悪役が多めになりがちだが木原は見事に「善と悪」をほぼ半々に演じているから珍しい。
ちなみに昨夏放送のドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系)では、櫻井翔演じる清家一郎を守るSPの1人として第5話に出演していたことも記しておきたい。公称身長181センチのシュッとした見た目を活かした、クールなシゴデキエリートや、身体能力の高いおぞましい悪人を演じてくれたら非常に似合いそうだ。見てみたい。
(森山いま)
