大杉漣さん、地井武男さんの命を奪った「心不全」の“5つの兆候”を理学療法士YouTuberが解説
厚生労働省が発表した2023年の「人口動態統計(確定数)」によると、日本人の死因の割合は「悪性新生物」が24.3%で最多。次いで「心疾患」が14.7%で2位、以下は老衰(12.1%)、脳血管疾患(6.6%)、肺炎(4.8%)と続く。
年齢を問わず、見逃すと命に関わる心疾患の中でも代表的な「心不全」の初期サインについて、自身のYouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」(8月11日付)で解説したのは、理学療法士の山内義弘氏だ。
山内氏が挙げた心不全の初期サイン5選は以下の通り。
【疲れやすい・倦怠感】加齢によるものとの違いは、軽い運動でもすぐに疲れる点。
【肩が痛い】軽い運動の後に肩が痛かったり、顎のあたりが疲れる・しびれる人も心臓に負担がかかっているサイン。
【足のむくみ】心臓のポンプ機能低下で、足の水分を心臓へ戻せないために足がむくむ。
【動悸、不整脈】コーヒー(カフェイン)の多量摂取は不整脈の要因に。1日7~8杯飲む人はストレス過多も懸念される。
【夜間頻尿】睡眠中は下半身の血流が心臓に返ることで尿が作られるが、夜間頻尿がある人は下半身にむくみを抱える人が多い。
心不全で亡くなった芸能人としては、俳優の大杉漣さん(享年66)、地井武男さん(享年70)、演歌歌手の冠二郎さん(享年79)が記憶に新しい。また、YouTube配信番組「令和の虎」に出演していた実業家の青笹寛史さんは29歳の若さで去る6月25日に他界した。
自分に合った上手なストレス解消法を見つけ、心身の健康維持に努めたい。
(所ひで/YouTubeライター)
