ラウール、「愛のがっこう。」卒業で「Snow Man」「俳優」「モデル」の“三刀流”がさらなる高みへ!
木村文乃主演ドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)が9月18日、最終回を迎えた。木村は堅い家庭で育ったまじめな女子高の教師・小川愛実に扮し、相手役のSnow Man・ラウール演じるホストのカヲルは、複雑な家庭環境で育ったために文字の読み書きが苦手という役どころ。「小川先生」が教える“個人授業”を通じて逢瀬を重ね、惹かれ合っていくストーリーだった。
最終回では、これまでの伏線を回収。カヲルが本作のタイトルと「愛実」の共通である「愛」の字を砂浜に何度も書いて、愛実から「合格」をもらうと、抱きしめ合ってキスをした。
同作でラウールは、“役者株”を爆騰させた。ゴールデンタイムの民放連ドラとしても、フジのドラマとしても、初出演だったが、Xで〈最終話のラウールさん、神がかっていた〉〈切ない表情がたまらない〉〈すごいガチ俳優〉〈演技力がえぐすぎて毎週引き込まれては泣いてた〉と絶賛のポストであふれた。Xでは、「#愛のがっこう」がトレンド1位に。見逃し配信のTVer「ドラマ」部門でも首位に立った。「俳優」として、今回のドラマで存在感を発揮したことで、ラウールは「Snow Manメンバー」、190センチ超の長身を生かした「モデル」との“三刀流”のレベルをさらに上げたのである。
Snow Manは、11月から来年1月にかけて、再び5大ドームツアーを開催する。モデルとしては、グループデビューを果たす前年(2019年)に「東京ガールズコレクション」のランウェイを歩いて新天地に足を踏み入れたが、今年の「第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER」まで、男性ゲストとして過去最多12回連続出演の記録を伸ばしている。
22年に、パリ・コレクションでデジタル配信された「Yohji Yamamoto POUR HOMME 2023 Spring Summer コレクション」でパリコレデビュー(開催場所は日本)。23年には、「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞 10代部門」を受賞。昨年はパリの「メゾン ミハラヤスヒロ」のショーほか、今年はパリ20区にあるアーバンファーム(都市型農場)のショーほかに参加した。9月13日からは、Prime Videoでソロ初のドキュメンタリー「ラウール On The Runway」が世界配信されている。アイドル誌ライターが語る。
「Snow Manはそもそも世界進出を視野に入れているグループですが、ラウールはSTARTO ENTERTAINMENTの他に、昨年6月からパリのモデル事務所・BANANAS MODELSととも契約。『愛の、がっこう。』のように日本発のドラマであっても、今は配信で世界中の人が視聴できる時代ですから、メンバーの目黒蓮が出演した川口春奈主演ドラマ『silent』(フジ系)のように『愛の、がっこう。』も一発当たれば大きいですよ。今後は演技力に加えて、セールスポイントである長身、受賞経験もあるダンスを生かした仕事の幅が一層広がりそうです」
“がっこう。”から卒業したラウール。Prime Videoが追い風となって、ネクストステージでは何を見せるか。
(北村ともこ)
