「警察を名乗る電話が…」あの“15億円相続芸人”が詐欺電話被害で本人を直撃!
特殊詐欺が近年横行しており、その手口は「振り込め詐欺や還付金詐欺、架空請求など多岐にわたり、被害は高齢者だけでなく、若年層にも広がっている。
そんな中、2015年に祖母の友人である資産家女性の養子となり、15億円もの遺産を相続したことで世間を騒がせたお笑い芸人・前田けゑが、9月18日に自身のインスタグラムで“詐欺電話の被害”を告白。注目を集めている。
「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)など数々の番組に出演し、“突然大金を手にした芸人”として一躍話題となった前田に、いったい何が起きたのか。本人に取材すると、驚きの事実が明かされた。
「朝から福井県警を名乗る人物から電話があり、『オレオレ詐欺の容疑者の自宅から、あなたの楽天銀行のキャッシュカードが見つかった』と言われたんです。突然のことに驚き、最初は『楽天の口座は持っていないのに、なぜ?』と信じてしまいました。『福井県警まで来い』と言われて、『行かなかったらどうなる?』と聞いたら、『礼状を持って逮捕勾留する』とまで言われて。思わず『じゃあ行きます』と返したら、一方的に電話を切られました」
さらに前田によると、親戚にも愛知県警を名乗る人物から同様の電話がかかってきたという。「警察に来い」という誘導のほか、「来られないなら弁護士を紹介する」と持ちかけ、金銭を要求する手口が多いそうだ。
詐欺グループが15億円を相続したことを知り狙われたのかとも思えるが、実際はそうではないという。
「詐欺師は『前田けゑ』としてではなく、本名の“伊藤敬”あてに連絡をしてきました。なぜ住所を知っていたのかは不明です。会社登記の住所と自宅は違いますし、マンションの部屋番号まで言ってきたので…。もしかしたら、どこかから僕の個人情報が漏れたのかもしれません」
大金を手にして世間を驚かせた芸人が、今度は突然の“詐欺電話”に直面。時代の変化とともに詐欺の手口も進化しているようだ。
(佐藤ちひろ)
