日本代表FW上田綺世がついに爆発!オランダメディアも「本領発揮」と絶賛の“ゴールマシン”ぶり
サッカー日本代表に待望の“ワールドクラス”ストライカーが誕生したと言えるかもしれない。9月17日、オランダリーグ・エールディビジでは延期分だった第3節のフェイエノールトvsフォルトゥナ・シッタートが開催され、FW上田綺世がフェイエノールトに勝利をもたらすゴールを奪ってみせた。
オランダ屈指の名門に加入して3年目を迎える上田。今季は開幕戦からゴールを奪い、続く第2節でも1ゴール、第4節では2ゴールを挙げ、5節のみがノーゴールも、4試合で4ゴールというペースでチームを牽引していた。そして迎えた、この日の第3節。いつものように先発出場した上田は、40分に相手のパスミスから生まれたこぼれ球にすぐさま反応し、左足でダイレクトシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、チームに貴重な先制点をもたらす。
後半にもMFアイメン・スリティが追加点を挙げ、フェイエノールトは2-0で快勝。上田は開幕から5試合で5ゴールと絶好調をキープし、オランダメディア「De Telegraaf」は、27歳の日本人ストライカーについて「ついに上田が本領を発揮し始めた。5試合で5点目の得点を決め、フェイエノールトで全盛期だったサンティアゴ・ヒメネスですら、この戦績には嫉妬しただろう」と評価。フェイエノールトで75試合45ゴールという記録を残し、今年2月にイタリアのACミランへ移籍したメキシコ代表FWの名前を出しながら、彼も羨望するほどのゴールペースだと表現した。
「上田の場合、加入当初はそのヒメネスがチームの絶対的ストライカーとして君臨していたため満足な出場機会を得ることができませんでした。一時は戦力外のような立場も味わった上田ですが、ヒメネスの退団でようやく出番が回ってくると、今季はその得点感覚が爆発。9月18日時点でのオランダリーグ得点王ランキングで、フローニンヘンMFブリニョルフル・ウィルムソンと並び首位タイの、さながら“ゴールマシン”ぶり。上田からすると、現在の好調な得点ペースだけでなく、現地の大手メディアから“ヒメネスを上回る”ような言い回しで比較されたことは、大きな自信につながるでしょう。ちなみに、そのヒメネスが残したフェイエノールトでの最高記録は2年目の30試合出場23ゴールというもので、まずはその数字を塗り替えてほしいですね」(スポーツライター)
来年には北中米でのW杯を控える日本代表。上田がワールドクラスの点取り屋へと成長してくれれば、悲願のベスト8進出もいよいよ現実味を増すことになるだろう。
(木村慎吾)
