竹内結子さんを偲ぶきっかけをくれた竹中直人に感謝したい「メシドラ」で明かされた秘話
9月21日放送の「メシドラ~兼近&真之介のグルメドライブ~」(日本テレビ系)に竹中直人と生瀬勝久がゲスト出演。思わぬ会話から2020年9月27日に亡くなった竹内結子さんを偲ぶきっかけをもらった。
2人は2011年から演劇ユニット「竹生企画」を組んでおり、11月8日から竹生企画第4弾として東京・下北沢「本多劇場」を皮切りに全国で舞台「マイクロバスと安定」を上演する。
番組の終盤で竹中は、「誰かのひと言で変わるっていうのは本当にある」と言い、「だって、生瀬くんに芝居に誘われない限り、ボクは演劇って恥ずかしいからやめようと思ってたんだ。人前に芝居するのなんて照れくさくてできないから。生瀬くんのおかげで演劇再開できた」と意外な心情を明かしたのだ。続けて「これはヨイショしているみたいに聞いてほしくないけど。そのひと言がなかったらオレ、演劇続けてなかったから」と生瀬に感謝の言葉を述べたのだ。
実はこの話になる前に竹中は「ボクが前、関西弁の役が来た時に、竹内結子さんが共演者だったんで、『オレ関西弁できないから、できないから』って言ってたら、結子さんが『東京から来て関西で働いてる人にしたら?』って言ってくれて。『それでお願いします!』って言ったらOKになったの」と竹内さんとのエピソードを語り、「誰かのひと言で変わるっていうのは本当にある」という話になったのだ。
おそらく竹中と竹内さんが共演した、竹中が関西弁を話す作品とは、2015年1月に放送された単発スペシャルドラマ「上流階級〜富久丸百貨店外商部〜」(フジテレビ系)のことだろう。兵庫県・神戸の百貨店を舞台にしたドラマで、竹内さんは外商部営業二課に引き抜かれたシゴデキ女史、竹中さんはこの課の課長を演じていた。
奇しくも竹内さんの命日はもうすぐ。
01年放送のドラマ「ムコ殿」や02放送のドラマ「ランチの女王」(いずれもフジ系)のような、竹内さんが出演していたポップな作品を見たくなった。
(森山いま)
