深津絵里が歌う「色彩のブルース」を聴くだけでも価値がある映画「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」
2021年9月、22年9月と2シーズンNHKで放送されたドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」が映画になってまた戻って来た。
9月28日放送「ボクらの時代」(フジテレビ系)には、公開中の映画「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」で脚本、監督、編集、出演と4役をこなすオダギリジョー、8年ぶりの映画出演となった深津絵里、ドラマ版から引き続き音楽を担当している森雅樹(EGO‐WRAPPIN’)の3人が出演。映画のラストで深津がEGO‐WRAPPIN’の名曲「色彩のブルース」を歌っていることがオダギリから明かされ、ネット上を沸かせている。
9月26日の映画公開初日の舞台あいさつでは、02年放送のドラマ「私立探偵 濱マイク」(日本テレビ系)で主演した永瀬正敏が、深津の歌う「色彩のブルース」の歌唱シーン撮影を目の当たりにしたと告白。「色彩のブルース」は、「私立探偵 濱マイク」の主題歌「くちばしにチェリー」と同じくEGO‐WRAPPIN’の楽曲のため、EGO‐WRAPPIN’のボーカル・ピアノ・作詞・作曲の中納良恵と深津を比較し「撮影現場に入った時(深津が)歌を歌われたシーンだったので、ずっと見ていた。よっちゃん(中納)の歌と違う、深津さん独特の歌声」とコメントした。
そのためネット上には「深津絵里が『色彩のブルース』を歌ってると知り早く映画館に行かなければと思っている」「ふかっちゃんが『色彩のブルース』を歌うなんて!ますます行かなきゃ!!ってなる」などと期待する声が相次いでいる。
また、すでに映画を鑑賞したと思われる人々からは「深津絵里さんの『色彩のブルース』がずっと頭の中に流れ続けてる…」「深津絵里の『色彩のブルース』があんなたっぷりの尺で堪能できるとは…その贅沢が味わえただけで十分すぎる」「深津絵里の『色彩のブルース』を聴くだけでも価値ある映画」といった称賛の声が続出している。
ちなみに、深津が歌う「色彩のブルース」は、映画のパンフレットを購入するとダウンロードできるシリアルコードが付いている。
深津は、「深津絵里」「高原里絵」「水原里絵」という3つの名義を併用して歌手活動していた時期が少しある。1988年10月には、「深津絵里」と「高原里絵」の名義で同日にシングル2枚を発売し歌手デビュー。活発でボーイッシュ楽曲は「深津絵里」、少し影のあるミステリアスなイメージの楽曲は「高原里絵」と使い分けていた。もしかすると「色彩のブルース」は「高原里絵」名義の歌声に近いのかもしれない。
この日の「ボクらの時代」で、初めて買ったレコードやCDを尋ねられた深津は、「石野真子さんのレコードを買ったような気もします」と言い、「(石野には当時)八重歯があったんですよ。すごい可愛らしい人だなって。私も絶対、八重歯がほしいってすごく思って」と明かしていた。しかし、多くの女性は八重歯より、深津のような“絶対的透明感”がほしいと思っていることを、ぜひ知ってほしい。
(津島修子)
