リヴァプールMF遠藤航に「センターバック」コンバート説が急浮上!監督が“ワタもできる”と…
イングランド・プレミアリーグのリヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航が32歳にして新ポジションへとコンバートされるかもしれない。
2023年より同チームに加入した遠藤だが、今季も国内リーグでは第5節終了時点で出場時間はわずかに31分と、満足のいくプレータイムを確保できていないのが現状だ。そんな遠藤に大きなチャンスが舞い込むかもしれない。今季より新加入したU-19イタリア代表DFジョヴァンニ・レオーニが国内カップのサウサンプトン戦で左膝前十字靭帯を損傷し、今季絶望の大ケガを負ったことで、センターバック(CB)の役割を担う可能性が浮上したのだ。
現在のチームでは、キャプテンのDFフィルジル・ファン・ダイクと、DFイブラヒマ・コナテが不動のCBコンビを務めており、3番手と4番手にDFジョー・ゴメスとDFレオーニがベンチメンバーとして控えていた。しかし、そのレオーニが長期離脱を余儀なくされ、3人のCBで長いシーズンを戦い抜くにはやや不安が残ることから、守備のスペシャリストである遠藤に期待がかかっているという。
「イギリス紙『Daily Mirror』を含む、複数の現地メディアが注目しているのが、リヴァプールを指揮するアルネ・スロット監督による発言です。今夏の移籍マーケットでチームはクリスタル・パレスのイングランド代表DFマーク・グエイの獲得をほぼ内定させていたものの、直前になって破談に終わり、シーズン序盤から即戦力となるCBの枚数に悩まされていました。しかし、スロット監督は熱望していた新CBを獲り逃した際、『ライアンとワタもCBでプレーできる』とコメント。ライアンとは中盤で攻守に貢献する先発MFライアン・フラーフェンベルフのことで、ワタは遠藤のファーストネーム『わたる』由来の愛称です。両者とも、球際に強く、フィジカルも申し分ないですが、フラーフェンベルフは不動の守備的MFとして昨季よりほぼ全試合で稼働中。今季も5試合中、4試合で先発フル出場を果たし、遠藤の10倍以上の360分間プレーしています。そのため、スロット監督はフラーフェンベルフよりも遠藤をCBのローテーションメンバーとして起用する可能性が高く、今後は彼の出場機会を増やしていくかもしれません」(スポーツライター)
なお、遠藤は2016年から18年まで所属したJ1・浦和レッズではCBのプレー経験があるが、ヨーロッパでは継続的に最終ラインを任されるのはほぼ初めてのこと。このコンバートが奏功した場合、来年6月開催の北中米W杯における日本代表の戦術にもプラスに働く可能性がある。遠藤にとっては新たな挑戦の日々を迎えることになりそうだ。
