【ばけばけ】幼少期のトキを演じる福地美晴、「父上が化け物になって先生を食べている絵」は直筆だけじゃない「芸達者ぶり」
9月29日から始まったNHK朝ドラ「ばけばけ」で主人公の松野トキ(髙石あかり)の幼少期を演じる福地美晴の芸達者ぶりにクラクラしている。
第1話の終盤で、筆と墨を使って絵を描いていたトキ(福地)。大きなくちばしをした化け物になった父上・司之介(岡部たかし)が、時代の流れについて行けず、「立ち尽くしている」父上の気持ちを理解しようとせず、頭ごなしに「働け」という担任の先生・谷川原(岡部ひろき)を食べているという、うらめしい世の中を風刺するようなその絵は、実にポップでかわいらしく、そのイラストのTシャツがあったらほしいくらいだと思っていたら、なんとトキを演じる福地の直筆画だと知り驚いた。
イラストレーターが描いたイラストを福地演じるトキが描いたように演出していると思っていたから、福地はスゴイと思った。
松野家には、幼いトキが描いた、他の化け物の絵や天狗の面や土人形などが飾ってある「おトキスペース」があるというから、今後は注意深く松野家の部屋の中を見つめようと思う。
福地は2023年にミュージカル「SPY×FAMILY」の子役オーディションで、演技未経験ながらも4人のアーニャ役の1人に抜擢され、全国公演をしている間に「3本(乳歯が)抜けました」と言っていた「ツワモノ」だ。
おそらく「ばけばけ」以降は「子役と言ったら福地美晴」の時代がやって来ることだろう。
(森山いま)
