【絶対零度】沢口靖子“奈美”がよく走ることに「視聴者がドキドキする」と指摘するワケ
10月6日からスタートした沢口靖子主演の“月9”「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」(フジテレビ系)。「絶対零度」シリーズとしては、今作が「シーズン5」になる。
沢口が演じるのは、半年前に総理大臣・桐谷杏子(板谷由夏)と内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)直轄のチームとして設置された「DICT(ディクト)」こと「情報犯罪特命対策室」の最年長・二宮奈美。
奈美(沢口)は、長年にわたって所轄の警察官として勤務していたが、40歳で刑事研修を受けて刑事部生活安全課に異動。地域の少年犯罪などを担当してきた、昭和の香りがする「足で稼ぐタイプ」の刑事だ。
そのため第1話序盤では、シーズン2の最終話から登場し続けている山内徹(横山裕)を「山ちゃん」と呼び、事件現場に駆けつけようとする奈美を見ていたDICTの早見室長(松角洋平)からは、「ったく…最年長が一番元気だな」と言われるシーンがあった。
連ドラ初回で奈美という刑事のキャラクタ―を覚えてもらうためだったのか、今後も継続するのかは不明だが、とにかく奈美には「走るシーン」が数多くあり、ネット上には「奈美さんの走るシーンが出てくるとドキドキする」「沢口さんが明らかに“走り慣れていない人の走り方”をするから、身体的に大丈夫かと心配になる」「沢口さんの心拍数が上がると見ている側も大丈夫なのかと心拍数が上がる」といった声が放送中から相次ぐことになった。
また、「沢口さんをDICTの室長にしてデーンと構えてもらう役ではダメだったのかな?現場を走り回る刑事だと年齢的に心配になる」「沢口靖子が現場に直行するような刑事役を演じるのは無理がある」「沢口靖子が総理大臣役を演じてDICT設立の苦労とかを連ドラにしたほうが良かったのでは?」といった声もあるようだ。
1990年10月からスタートした「科捜研の女」(テレビ朝日系)では京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコをライフワークのように演じ続けている沢口。マリコは移動手段に「自転車」を使い、基本的には「静」のキャラだからなのか、今作では“よく走る奈美”という「自転車」を使わず、自分の足で走る「動」のキャラを演じることが、沢口にとっては重要なのかもしれない。
(森山いま)
