織田裕二「世界陸上」で人気再燃に“フジがTBSに大感謝”!“興収100億円狙い”主演作の「役どころ」
TBS系で放送された「東京2025世界陸上」で、スペシャルアンバサダーを務めた織田裕二。「世界陸上」では1997年~2022年まで13大会連続でメインキャスターを務め、今大会ではスペシャル・アンバサダーとして復帰。連日、織田らしい熱いコメントを多く披露し、ほとんどの放送日で世帯視聴率が15%を超える快挙を成し遂げた。
しかし、功労者である織田は、今大会をもって退任すること番組内で宣言。SNSでは「織田ロス」が起きることになり、改めて織田の人気を証明する形になっている。
「アンバサダーの今田美桜も人気でしたが、やはり視聴率に貢献したのは織田でしょう。このご時世で考えられない高視聴率だったのも、織田を見たい人が多かったからだと言われています。織田の魅力は、とにかく真摯な性格で、熱く選手を鼓舞するところ。特に中年からシニア層に支持され、TBSの安住紳一郎アナが番組で織田をイジった際も、失礼だと大炎上したのは、それほど人気が大会期間中は跳ね上がったことの裏返しとも言えます。『世界陸上』の織田の熱烈中継ぶりに、改めて彼の好感度が高まりました」(民放関係者)
そんな織田の再評価に大喜びなのが、TBSのライバル局であるフジテレビだという。それというのも、来年、2026年に劇場公開となる「踊る大捜査線シリーズ」の最新映画で織田主演の「踊る大捜査線 N.E.W.」が控えているから。
「踊る大捜査線シリーズ」といえば、1997年に連続ドラマがフジで放送され高視聴率を獲得。03年公開の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、興行収入173.5億円を記録し、邦画実写記録の頂点に君臨している。同シリーズは2012年に公開した「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」いったん終わった形だったが、昨年3月に突如「踊るプロジェクト」の再始動を発表。昨年に「室井慎次 敗れざる者」、「室井慎次 生き続ける者」が公開され、織田が演じる青島俊作もサプライズ登場しているが、
「織田は、来年放送のドラマ『北方謙三 水滸伝』で主演を務めるとはいえ、WOWOWの放送なのでそこまで注目されていません。やはり『世界陸上』で織田に注目した人が大勢『踊る大捜査線 N.E.W.』を劇場へ見に行く可能性が高いです。フジの関係者は、TBSが連日にわたり織田を売り込んでくれてラッキーだと大喜びしています。今回、久しぶりに青島俊作を演じるわけですが、これまで通りに熱い信念を持った刑事の役となるようで、『世界陸上』のようにハイテンションな織田を見られそう。『世界陸上』で改めて織田のファンになった視聴者には、元気で熱い青島が見られる『踊る大捜査線 N.E.W.』はもってこいの映画です。フジとしては、当初の予定より大幅に興行成績が上がりそうだとして、100億円を目指すとしているようです」(前出・民放関係者)
「世界陸上」で起きた織田バブルを、そのまま「踊る大捜査線 N.E.W.」に活かせるか。公開が注目される。
(渡邊伸明)
