【小さい頃は、神様がいて】主演の北村有起哉が朝から電波ジャックしたことと岡田惠和氏の脚本の「影響力」
10月9日にスタートした北村有起哉主演ドラマ「小さい頃は、神様がいて」(フジテレビ系)を“リアタイ”したらしき人が多いことに驚いている。
ネット上には放送中からツッコミや感想を書き込む人が多く、どうやらその理由は脚本の岡田惠和氏と主演の北村が大きく関係しているようだ。
岡田氏といえば、今年4月期放送の小泉今日子と中井貴一がW主演したドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(フジ系)が代表作の1つだ。この作品が面白かったことで「きっと『小さい頃は、神様がいて』も大人が観て楽しいドラマではないか」と期待した人が少なくないようなのだ。
「小さい頃は、神様がいて」の舞台となっているのは、東京郊外の3世帯しか住んでいない3階建てマンション「たそがれステイツ」。いきなり「たそがれ」という単語を使っているあたり、「大人」を取り込もうとしている思惑を感じる。
1階で暮らすのは永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)のシニア夫妻。2階には社交的な樋口奈央(小野花梨)と内気な高村志保(石井杏奈)の恋人カップル。3階は今作の主人公である小倉渉(北村)、妻のあん(仲間由紀恵)、大学生の娘・ゆず(近藤華)という3人が暮らしている。ちなみに小倉家にはもう1人、消防士として寮生活をしている息子・順(小滝望)がいる。
あん(仲間)は、過去に夫の渉に対して不信感を抱くような事件があったようで、娘のゆずが「20歳になったら離婚する」と宣言していたらしく、その「約束の日」があと54日だという。しかし渉にとっては「妻がそんなことを言っていたこともある」という程度のことにしか思っていないため、第1話ではあんから「生きてるんだけど、あの約束」と言われた渉が「えっ?!」と驚くところで終了となった。
北村はこの第1話放送日に、「めざましテレビ」「ノンストップ!「ぽかぽか」(いずれもフジ系)に生出演して“かわいくてチャーミングな素顔”を惜しげもなく披露。ネット上で特に「かわいい」と指摘されているのは「ぽかぽか」で「カレーハウスCoCo壱番屋に“完全に依存してはいる”」と発言したこと。
北村はカレーチェーン店として有名なカレーハウスCoCo壱番屋が好きだそうで、「車で来店、テイクアウトして車内で食べる」と告白。この食べ方には理由があり、「忙しい時とかにいろいろやりながら食べたりしなきゃいけない時がある。お店だとスマホを見ながら食べるの印象良くないじゃないですか。車の中だったら自分のペースいろいろ作業しながらできるので、いつの間にか」と説明。さらに、 今もアプリで注文し、店頭で受け取って、車に戻って食べるといい「そっちの方が落ち着く」と語ったため、「その気持ちわかる」「北村さんの“車内食い”に奥ゆかしさを感じる」「北村さんてかわいい人だなぁ」など、好意的な声が相次ぎ、おそらく「ドラマ視聴してみよう」と思った人が少なくないのではないだろうか。
北村の「チャーミングな素顔」と岡田氏の「続・続・最後から二番目の恋」が面白かったことが、「小さい頃は、神様がいて」にどこまで影響を及ぼすだろうか。
(津島修子)
