樽美酒研二「トレーニングのやり過ぎ」で体調崩壊…専門家が警告する「運動アレルギー」の恐怖
「SASUKE」(TBS系)の常連出場者として知られ、45歳にしてなお鋼の肉体を誇るゴールデンボンバー・樽美酒研二の「突然の体調悪化」に心配の声が寄せられている。
11月14日、自身のインスタグラムにふくらはぎの画像をアップし「蕁麻疹はお初なもので、ちと動揺しております」とアレルギーの発症を報告した樽美酒。就寝中も痒くて起きてしまうといい「とりあえず週明けにでも病院行ってきます」と綴っていた。それが、11月17日には、「いつどのタイミングで出るのかわかりません」として背中と臀部の広い範囲に蕁麻疹が出ている写真を公開。コメント欄には食物アレルギーや寒暖差の影響を指摘する声が相次いだ。
原因の判明を報告したのが同26日のこと。病院で血液検査を行った樽美酒は「先生といろいろ話した結果、トレーニングのやり過ぎ、睡眠不足から来てるんではないか」「とにかく疲労困憊で体が悲鳴をあげたんではないかという感じでした」と過剰なトレーニングによるものだと明かしたのだった。
血液検査の結果、貧血や肝臓・腎臓は問題なしだったとのこと、本人もファンもようやく一安心だが、医療ジャーナリストは「運動のしすぎは命に関わるリスクがある」と警鐘を鳴らす。
「彼のようなストイックなトレーニングを続ける人に多く見られるのが、疲労とストレスで自律神経が崩壊する『オーバートレーニング症候群』による運動アレルギーです。特に怖いのが、運動による体温上昇や発汗が引き金となる『コリン性蕁麻疹』や『運動誘発性アナフィラキシー』。疲労困憊の状態で無理に走ると、免疫システムが暴走し、全身の蕁麻疹だけでなく、最悪の場合は呼吸困難や血圧低下でショック死するリスクさえあります」
今回の原因報告で「前回やり過ぎて血尿出た流れと同じですね」とも記していた樽美酒。
「『血尿が出た』というのは、筋肉が壊死する横紋筋融解症の手前まで来ていた可能性も考えられる極めて危険な兆候。今後のトレーニング方法をしっかりと見直す必要があります」(前出・医療ジャーナリスト)
今はゆっくり休んでもらいたい。
(塚原真弓)
