竹野内豊「あんぱん」で”育ての親”を演じたことで「声を掛けられることが多くなった」役者冥利に尽きるその理由
                        
                    
10月30日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した竹野内豊。9月26日まで放送されていたNHK朝ドラ「あんぱん」でやなせたかし氏をモデルにした柳井嵩(北村匠海)とその弟・千尋(中沢元紀)の叔父で“育ての親”の寛を演じたことで、「あの放送中、けっこういろいろ声をかけていただくことが多くて」と、反響が大きかったことに驚いたと明かした。しかも今までにはなかった「若い男性から」声を掛けられたそうだ。そのことについて黒柳徹子から「『こんなお父さんがほしかった』とかも言われたんですって?」と質問されると、「はい、そうですね。そうそうそうそう」と笑顔で返答。黒柳から「(育ての)父親役を演じてみてどうでしたか?」と聞かれると「自分は子育てをしてないというか、独身なので」と前置きしてから、嵩を演じた現在27歳の北村に対して「こんな息子がいたら、かわいくてしょうがないだろうなって思いましたね」と54歳という竹野内自身の年齢を踏まえた上で感想を述べていた。
「こんなお父さんがほしかった」と見知らぬ誰かから言われることは、役者冥利に尽きることだろう。
竹野内の父親は元自衛官で、厳しいところはあるものの「子どもの時によく家族で見ていたのは、ドリフターズ。(父も)大好きでしたね、ゲラゲラ笑ってました。家族そろってみんなで笑い転げて」と、他界してから10年以上経った今でも、父親の笑い声をときおり思い出すと語った。
母親と姉が「MEN'S NON-NO」の読者モデルに応募してグランプリを獲得したのをきっかけに芸能界入り竹野内だが、父親は当初、芸能界入りを反対。「やっぱり普通の感覚だと、この業界がどういう世界は全然想像がつかない。テレビが好きだったくせに、いざ息子がそういう世界に入ろうとすると、それは心配だったんじゃないですかね」と当時の父親の気持ちを思いやる一幕もあった。
しかしそんな父親も「いつからかわからないですけど、家族の誰よりも芸能界のいろんな情報とかに詳しくて」と、芸能界に対する態度が変わったそうだ。「一緒にテレビを見てると、『この子は何々に出てて、何々ちゃんっていう子なんだよ』とか、『どこどこのグループに入ってる子なんだよ』ってすごい詳しくて、『どうした!?』と思って面白かったですね」と、柔らかに笑う竹野内が印象的だった。
「あんぱん」で演じた寛は、語尾に「にゃあ」が付く土佐弁をよく話していたため、「竹野内の渋い声で猫のように『にゃあにゃあ』言われると萌える、癒やされる」などと喜ばれていたが、寛以上にステキなキャラクターをまた演じてほしい。
(津島修子)
            
        
                
                                
                                
                                
                                    
                                    
                                    
                                
                                
                                
                                
                                
                            
                                                                    
                                                                    
                                                                    
                                                                    
                                                                    