【ばけばけ】髙石あかり“トキ”が「ジョチュウ」の意味を勘違いも納得!給金・家賃の額を現在の貨幣価値に換算すると…
髙石あかりが主演を務める連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK)。11月10日から放送された第7週の副題は「オトキサン、ジョチュウ、OK?」。
これまで逗留していた花田旅館を出て、一軒家で生活を始めたレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)。ヘブンの通訳である錦織友一(吉沢亮)は、松野トキ(髙石)にヘブンの女中として働かないかと打診する。しかもその給金は1カ月20円だと言う。
花田旅館の女中・ウメ(野内まる)の給金が90銭。トキの幼馴染で教師になった野津サワ(円井わん)の月給は4円。つまり、トキの月給20円は破格で、現在の貨幣価値では60万円から70万円にあたる。
そんな高給を提示されたトキは、外国の男性に体を売る「ラシャメン(※外国人相手の妾となった女性の蔑称)」になれと言われたも同然で、即座に断った。だが、名家出身のお姫様でトキの生みの親である雨清水タエ(北川景子)が物乞いをする生活をしていると知る。また、トキの実家である松野家も借金があり、困窮していた。
そしてトキは、2つの家族を守るために、ヘブンの女中になることを決断する。そして、初めての給金の10円は、タエの息子でトキの弟にあたる三之丞(板垣李光人)に渡すのだった。
「トキは三之丞に『これで家を借りて…』と10円を渡します。トキがヘブンの女中になったのは明治24年。明治42年の工業労働者生計費調査によると、東京近郊で4畳半 2間の平均家賃は2.5円。地方である島根県の松江で三之丞がタエと暮らす賃貸物件を探すのはたやすかったと思います。こんな大金をいきなり月給と言われたら、トキが勘違いしてしまうのもうなずけます」(テレビ誌ライター)
第8週の副題は「クビノ、カワ、イチマイ。」。思わぬ勘違いをされたヘブンは、トキとの関係に気まずさを感じ「クビ」を言い渡すのだが…。
