まさかのゴロ系!?阪神・中野拓夢が歌謡特番で見せた打撃パフォーマンスに野球ファン大盛り上がり
5人組ダンス&ボーカルグループ「Da-iCE」が歌う、今夏の高校野球応援ソングとして人気を集めた楽曲「ノンフィクションズ」。サビ前には金属バットの“打球音”が挿入されているのが特徴的な印象だが、11月13日に放送された音楽特番「ベストヒット歌謡祭2025」(日本テレビ系)では、実際のプロ野球選手がスペシャルゲストとして出演して打球音に合わせてバッティングを披露するという特別演出が実現しているのが、そのパフォーマンスがいろんな意味で盛り上がったようだ。
Da-iCEが披露する同楽曲がサビに差し掛かる直前、ユニホーム姿の阪神タイガースの中野拓夢内野手、才木浩人投手がステージ上へ登場。才木が軽くトスしたボールを、中野が観客席へ向けてプラスチックバットで打ち込むサプライズ演出が仕込まれていたのだが、派手なホームラン演出を想像させる場面だったものの、実際に飛び出したのはワンバウンドで客席に届く渋すぎる一打。引っ掛けてしまったバッティングであったことは一目瞭然で中野自身も苦笑いを浮かべていた。
パフォーマンス後、番組MCの宮根誠司から「一、二塁間のヒットですからね?」とフォローされた中野は「いいヒットでしたね。試合よりも緊張しました」と誤魔化していたが、才木からは「もうちょっといい当たりを打つかと思いました」とイジられ、客席は笑いに包まれた。
この予想外の展開に、視聴者からは「想像と違って、ズッコケた」「まさかのゴロ系!?」など驚きの声が上がった。しかし、野球ファンからは「むしろ中野らしくて最高に笑った」「長打より繋ぎの人だから納得」という声が多く、プレースタイルを知る層からは納得の声が上がっている。
「2025年シーズンの中野は143試合に出場し、打率.282(リーグ5位)・本塁打0・犠打44(リーグ1位)という数字からもわかるように、派手さこそないが出塁と小技で確実に走者を進める繋ぎのバッティングを得意とし、阪神のリーグ優勝に大きく貢献。豪快なバッティングが求められるような音楽番組の演出としては物足りなさはあったかもしれませんが、大振りせずに自分のスイングを貫く姿にむしろ野球ファンはほっこりしたようです。また、中野の“らしさ全開”のバッティングには、チームメートの岩崎優投手も自身のインスタグラムで反応しており、『ベストヒット歌謡祭でも自己犠牲の精神で進塁打を打つ中野拓夢さんには脱帽です!』とイジり気味な投稿をしていましたね」(エンタメ誌ライター)
それこそ豪快な一打を期待するのであれば、リーグ1位の本塁打を放っているチームメイトの佐藤輝明内野手をキャスティングするべきだったのかもしれないが、中野をキャスティングした番組サイドとしては「想定の範囲内の展開」だったと言える!?
(田中康)
