意外!嵐「紅白復活」報道にファンから「非歓迎」の声が出る「これだけの理由」
今年も大みそかに生放送される「NHK紅白歌合戦」の出場歌手が、11月中旬に発表される。それに先駆けて10月28日発売の「女性自身」が、嵐(櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤、大野智)の「紅白」復活をほぼ断定する見出しをつけて報じている。
嵐は、2020年12月31日から活動を一時休止中。来春のライブツアーをもって、グループ活動を終える。この間、公の舞台における5ショットは見られていないが、今年はデビュー日となる11月3日にファンクラブ会員限定で「生配信だヨ嵐会 2025」と題した配信イベントを開催。4年ほど芸能界と距離を置いている大野が久しぶりに生登場するとあって、ファンは色めき立っている。
そんな中報じられた「紅白」復活の記事。実際、旧ジャニーズ事務所(現、STARTO ENTERTAINMENT)の所属アーティストは、メンバーやグループにまつわる重要報告をFC会員に優先して伝えることを不文律としており、嵐もそれを貫いてきた。活動再開の狼煙は11月3日の生配信であげられるため、その後のテレビ出演第1弾が気になるところ。そこで、アーティストとして12年連続で出場して、グループと櫻井と相葉と二宮は司会も務めた「紅白」が、最高のシチュエーションと予想されていたのだ。
ところが、今回の報道に意外なことにXでは異を唱えるポストが相次いだ。〈まずカウコンだろう〉〈視聴率稼ぎに使われるのは嫌〉〈NHKはジャニ問題でジャニ出禁にしたくせに〉〈活動再開の最初はFCファンの前であってほしい〉ほか、長年にわたって嵐とSTARTO社を見続けてきたウォッチャーは、総じて否定的だ。ちなみに、「カウコン」とは、STARTO社の所属アーティストが総出演するカウントダウンコンサート。1998年から東京ドームでおよそ5万人のファンを集めて開催され、その一部がフジテレビ系で生中継されていた。大みそかは「紅白」から「カウコン」に流れるのが、“旧ジャニファン”の正しい過ごし方。だが、創業者のジャニー喜多川氏(2019年に他界)の性加害問題が明るみに出た23年と24年は、「カウコン」が中止。「紅白」出場も見送られた。
創業者のスキャンダルによってNHKは、93年に旧ジャニタレントだった中居正広氏、TOKIO(解散)、忍者(同)、KinKi Kids(現・DOMOTO)をレギュラー起用した音楽バラエティー番組「アイドル・オン・ステージ」に始まった旧ジャニの音楽番組の枠を、24年3月で打ち切り。嵐がジャニーズJr.(現・ジュニア)だった10代の頃から腕を磨いたステージだっただけに、ファンは“切られた”不満を拭えないでいる。
「『紅白』の選考会が大詰めを迎えているのは事実。STARTO社枠の“出戻り”も確定的でSnow Man、SixTONES、King & Prince、初となるtimeleszも名を連ねそうな情勢です。嵐は、二宮さんが今年、NHKの『みんなのベスト紅白 放送100年スペシャル』と『MUSIC GIFT 2025』に出演したので、『紅白』で嵐が大トリ、フィナーレで大団円が想定されても不思議ではない」(テレビ番組制作関係者)
イヤーエンドの風物詩をめぐって、まだ「嵐」が吹き荒れそうだ。
(北村ともこ)
