芸能界引退が報じられると同時に宗教法人「幸福の科学」に出家を発表した清水富美加を巡る騒動の話題で、各局のワイドショーは持ち切りだ。
清水はレギュラー出演する情報バラエティ番組「にじいろジーン」(フジテレビ系)の2月11日放送回を「体調不良」を理由に欠席。清水をCMで起用している企業はホームページから清水の画像と動画を削除した。さらに、3本の出演映画の公開を控えていることもあり、このままフェードアウトした時の違約金は10億円以上に及ぶとも言われている。
そんな清水は引退理由について、学校用の水着や体育着を強要されたことや、駆け出し時の月給が毎日フル稼働して5万円という薄給だったなど、所属事務所に対しての不満をあげているようだ。
ところが、過去には清水が所属事務所の対応を絶賛する動画が公開されていたというのだ。芸能記者が明かす。
「15年5月に所属事務所がユーチューブ公式チャンネルに公開した動画がそれです。清水はそのインタビューで事務所の対応について、『仕事ひとつに対しても“これ(スケジュールに)入れていい?”“体きつくない?”とか、細かい相談をしてくれる』『人としてちゃんと関わってくれる。マネージャーさんは保護者みたいな感覚』などと話し、そのマネージメント力をベタ褒めしています。そこから約1年半後、清水は『すり減って行く心を守ってくれようとしたのは事務所じゃなかった』とツイッターで発信しました。確かに、ブレイクして急速に多忙になっていく激動の日々のなかで、事務所からの注文が増え、清水の考え方が変わってしまった可能性はある。また、『幸福の科学』によれば、所属事務所から干されてしまうことを怖れていたという気持ちもあったとのこと。そう考えれば、事務所絶賛動画も素の自分を装ってヨイショしていたとも言えますし、なかなか1つの結論は出しづらいですね」
意見の食い違う清水サイドと事務所サイドの応酬は、しばらく続きそうな気配だ。
(田中康)