綾瀬はるか主演映画が投げかけた“問い”の答えがここに…井上尚弥vs中谷潤人、東京ドーム決戦
来る5月2日、東京ドームで開催される日本人ボクサー同士の世紀の一戦。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)に、不敗のまま王座を返上した元世界3階級王者でWBA・WBC・WBO同級1位・中谷潤人(28)が挑むタイトルマッチは史上最大規模の興行となりそうだ。
4月20日、大橋ジムで井上の公開練習が行われた後、主催する大橋ジムの大橋秀行会長が記者たちの囲み取材に応じた。会見では興行規模やチケット完売に関する話題の中で、大橋会長がニヤリとする場面があった。同日の模様は、オリコンのYouTubeチャンネル「oricon」で公開されている。
「今回、チケット5万5000枚が完売ということで、2年前よりは興行面では間違いなく一番だと思いますが」と記者が質問。ここでいう2年前とは、2024年5月6日、井上がルイス・ネリ(メキシコ)を6回TKOで下した東京ドームでのタイトルマッチを指す。ボクシング興行が東京ドームで行われるのは、1990年2月11日のマイク・タイソンvsジェームス・ダグラス戦以来で、当時は大きな話題を呼んだものだ。
その後、大橋会長と記者の間で次のようなやり取りが交わされた。
大橋「2年前は売り切れにはなってなかったんで。今回は1カ月以上前になくなって(完売)るんで。宣伝もない状況でなくなっちゃたんで。プロモーション前に終わっちゃって、なんて説明していいか…」
記者「興行規模でいうと日本国内史上最大…」
大橋「最大だと思います」
記者「そうすると2人(井上、中谷)のファイトマネー的な部分でもかなり…」
大橋「そうですね」
会見中、大橋会長の背後の壁には、公開中の映画「人はなぜラブレターを書くのか」のポスターが貼られており、主演の綾瀬はるかの姿が目を引いた。スポーツ紙記者が話す。
「この映画は、2000年3月に発生した日比谷線脱線事故で亡くなった、当時大橋ジムに通っていた高校生・富久信介さんをモチーフにした物語です。事故から20年後、同じ車両で通学していた女性から遺族に一通の“ラブレター”が届くという実話をもとにした感動作です。劇中では、富久さんが生前にジム運営にも助言していたことが描かれ、大橋会長役の俳優・音尾琢真が『ジムの経営が傾いた時、アイツが生きていたらどんなアドバイスをしてくれたことか』といった趣旨のセリフを口にする場面もあります」
今の大橋会長を見ていると、「井上尚弥を獲得すれば」という答えが見えてきそうだ。
(所ひで/YouTubeライター)
