世界的アイドル女優、エマ・ワトソンの周囲が騒がしい。先日は映画「ラ・ラ・ランド」の降板裏事情が話題となったが、今度は大胆な“胸出し写真”が炎上している。
「Vanity Fair誌に掲載されたファッショングラビアで、クラシカルな髪型で上半身は一糸まとわず、網目から素肌が覗けそうな露出度の高いボレロをまとったエマの写真です。その写真では、バストの渓谷や下腹部分の膨らみなどは完全に露出。見えていないのはバストトップと脇側のサイドぐらいですから、確かに、かなり艶っぽいですね。男女問わず人気者の彼女だけに、この写真はネットを通じて世界中で確認されました。ところが、写真に対する称賛よりもフェミニスト団体からの批判がトップニュースになったことは意外でした」(女性誌記者)
批判の原因はワトソン自身にある。もともと男女の性差別をなくすフェミニズム活動家とも知られるインテリ派だった彼女だけに、そうした“性的興奮”を誘う写真が普段の活動に矛盾しているというわけだ。それに対しワトソンは「フェミニズムとは女性に選択肢を認めることであり、ほかの女性を打ちのめすものではない。私の胸とどう関係があるのかわからない」と反論。しかし、世のフェミニストたちの怒りはまだ鎮められてはいないのが実情だという。
一方で、この騒動に実はワトソンも周囲もニンマリしているはずだと、映画関係者が話す。
「女優エマ・ワトソンにとって、ハリー・ポッターシリーズ以来の特大ヒットが望めるディズニー実写映画『美女と野獣』が3月17日に全米で封切られます(日本は4月21日)。ディズニーの契約形態から考えて、彼女の活動はしばらくこの超大作のプロモーションが中心のはず。公開直前の今回の艶系グラビアもディズニーが知らされていないはずがありません。騒動の写真を見てもあきらかに古典的な衣装で『美女と野獣』の時代を想起させますし、実際に世界中で男性が『エマは最高』といった称賛を浴びせています。フェミニストたちの批判熱度は想像以上だったかもしれませんが、この時期にエマの名前が至るところで拡散されるのはエマも映画会社も“ウィンウィン”。ディズニー好きの女性ファンだけでなく、今回の“胸露出”で男性の観客も増やせるかもしれませんからね」(映画ライター)
ハーマイオニー役以外ではまったくヒット作に恵まれていないエマ・ワトソン。しかし今回は、日本でもGWに観客独占を目論むなど話題騒然の「美女と野獣」。ようやくハリーポッターの美少女から脱却できるなら、胸への批判など痛くも痒くもないというのが本音かもしれない?
(飯野さつき)
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