歌手で俳優の福山雅治主演、是枝裕和監督の映画「三度目の殺人」が今年9月に公開することが発表された。
物語は、福山演じる“勝利にこだわる弁護士”重盛と、元勤務先の社長を殺害した役所広司演じる三隅の姿を描いた法廷サスペンス。
その他にも斉藤由貴、広瀬すず、市川実日子、松岡依都美、満島真之介、吉田鋼太郎、橋爪功らが出演。福山と是枝監督は13年公開の映画「そして父になる」以来、2度目のタッグでもある。芸能ジャーナリストは「映画は楽しみではあるが、福山はプライドを捨てた」と言う。
「以前、福山はあるインタビューで『ウケたからって毎回同じことをやるのは、1つの安定のように見えて、それは右肩下がりの表現』と話したことがあります。そのポリシーから大人気ドラマの『ガリレオ』(フジテレビ系)をやりたくないのだそう。それなのに、今作で再び是枝監督とタッグを組むとは“右肩下がりの表現”とは言わないのか? 同じく『ガリレオ』のスタッフを再結集して作った『ラヴソング』(フジテレビ系)も“安定”を狙ったようにしか思えなかった。かつての福山も、いまや過去のヒットメーカーに泣きつく日々ですよ。もっと新しい監督と新しい表現を目指してほしいですね」
その原因を「昨今の出演作の不発続きにある」と、芸能記者は話す。
「『そして~』は初週興行収入3億円超え、動員数25万超えのヒットとなりました。ですが、16年公開の『SCOOP!』は、初週興行収入1億5600万円、動員数12万7000人とガタ落ち。『ガリレオ』は20%前後の視聴率だったのに対し、同じ月9ドラマ『ラヴソング』は全話平均が8.5%と大惨敗。福山本人も、自身の結婚がこんなに人気急落を及ぼすとは思っていなかったのでしょう」
結果、ヒット作を生み出したスタッフとばかり仕事するようになった福山。もはや“プライドより実利”ということなのだろうか?