4月13日にスタートした桐谷美玲主演のフジテレビ系ドラマ「人は見た目が100パーセント」で、ドラマ初出演となったお笑い芸人・ブルゾンちえみの演技が話題になっている。
一部では「さすが劇団出身」「演技力に絶賛!」ともてはやされているが、ここにきて全く逆の評価も多く聞こえてきた。
「演技と言っても、ドラマ中の口調が普段ブルゾンがキャリアウーマンネタ等で演じているイイ女風キャラそのままなのです。そのため、ネット上でも『ネタにしか見えなくて、話が入ってこない』『そのうち“35億”とか言い出しそう』といった声であふれていますよ。客寄せパンダ的に旬の彼女をキャスティングしたのでしょうから一見問題なさそうに見えますが、ブルゾンが演じる役どころは、オシャレやファッションより食べることに興味がある垢抜けないリケジョ。普段ネタで演じているキャラとは真逆の設定なのです。薄いメイクとダサい服装のままで口調だけイイ女風となると、さすがに違和感があります」(テレビ誌ライター)
さらに、ドラマ出演によって今後の活動の幅も広がるかと思いきや、逆効果になるおそれもあるという見方も。
「ネタとドラマのキャラが違うにもかかわらず同じしゃべり方で振り幅の小ささを露呈しましたから、今後ドラマのオファーが殺到することはなさそうですね。またネタに関しても、今までは“しゃべりや出で立ちによってなんだかイイ女に見えてこないこともない”というギリギリのラインが面白くウケていたのに、ドラマで桐谷美玲や水川あさみといった美人女優に囲まれると、イイ女とは程遠いことが浮き彫りになってしまった。そのため、ドラマの視聴者が次にネタを見たときに興醒めして面白さが半減しないか心配です」(エンタメ誌ライター)
ドラマの次回予告ではブルゾンにネタを言わせていたことからも、彼女のお笑い人気を視聴率に結び付けたいというテレビ局側の思惑も透けて見える。
「それならば、垢抜けない主人公達にオシャレや恋愛を上から目線で指南する役などで彼女を出演させた方が、ハマリ役だったのでは」(前出・エンタメ誌ライター)
ドラマ出演がブルゾンちえみにとって吉と出るか凶と出るか、引き続き注目していきたい。
(稲垣まゆう)