「刑事版半沢直樹」と言われて注目されているドラマ「小さな巨人」(TBS系)。これは長谷川博己演じる、所轄に左遷された刑事・香坂真一郎が、本部の人間たちとぶつかりながらも様々な事件を解決していくという、熱血刑事ドラマ。仕事にかける熱い思いや正義を貫く強い姿勢を持った男が主人公なうえ、香川照之などの出演陣、また演出方法なども、「まさに半沢」と話題を呼んでいる。
一方、同じ「働く男」でも、ユルユルな会社員が主人公になるのが、「釣りバカ日誌Season2」(テレビ東京系)。主人公の浜崎伝助こと浜ちゃん役には濱田岳が抜擢され、往年のファンからも「ハマり役!」と好評を博している。
この全くタイプの異なる「働く男」が同時期にドラマ化されているところに注目すべき、とテレビ雑誌ライターが言う。
「いま政府が“働き方改革”を進め、ワーク・ライフ・バランスを重要視する時代です。また恋愛の価値観も多様化していますから、これらの観点から双方の主人公を比較しながら見てみると面白いでしょう」
では、結婚して幸せにしてくれそうなのは、半沢的な男、それとも浜ちゃん的な男?
「女性は基本的に仕事ができる男が好きではありますが、結婚したら家事も育児も手伝ってほしい。家庭を顧みないほど仕事人間の夫では、ストレスが溜まってしまいます。一方で浜ちゃんのように趣味に没頭されるのも困る。ただ、釣った魚で美味しい料理を振る舞ってくれたり、家族を一緒に連れて行ってくれたりと、多少はメリットをもたらしてくれそうな浜ちゃんタイプのほうが、まだマシなのでは」
また“デキる男“は周りの女性から憧れられることも多く、仕事が終わると癒しを求めて女に走ってしまうことも。一方、趣味に没頭している男性は女遊びをしにくい傾向があるのだとか。
バリバリ仕事する男性はカッコ良く見えるけれど、結婚を見据えて付き合うなら、ユル~い浜ちゃんタイプの男性のほうが良いのかも?