歌手の松田聖子が、今年3月に発売したアルバム「SEIKO JAZZ」がアメリカで絶賛されている。
聖子のオフィシャルサイトによると、5月12日にアメリカのJAZZレーベル「Verve Records」から同アルバムを全米リリースしたところ「全米ハイレゾ配信最大手にて、ジャズ部門第2位&ベストセラー部門第4位を獲得!!」という結果に。
Verve Recordsといえば、カウント・ベイシーやサラ・ヴォーン、ナタリー・コールなどジャズ界の錚々たるアーティストがいる名門中の名門。日本を代表するジャズ界のレジェンド・渡辺貞夫も名を連ねる。
音楽関係者は「今回の快挙は、聖子の悲願だった」と言う。
「1990年に全米デビューを果たした聖子ですが、その時はドニー・ウォルバーグとのデュエットでした。しかもチャートは54位。決して、成功とは言えなかった。今回のアルバムに収録されている楽曲は、『The look of love』やジャズアレンジしたボサノヴァの名曲『イパネマの娘』など、過去の大ヒット曲のカバーばかりですが、この結果に聖子は大満足していると思います。本格的な全米進出も夢ではなくなりましたね」
これまで、アメリカデビューを画策するために、家族やレコード会社とトラブルになったこともあった聖子。様々なスキャンダルをバネにして頑張ってきたことが、ようやく実を結んだようだ。