お笑い芸人のブルゾンちえみが、5月25日からオンエアされているテレビCMに俳優・綾野剛の妹という設定で出演している。24日には綾野とともに発表会に出席し、今回の共演について「ブレイクしてよかった~!」と感激していた。そんな素直な感想に賛否両論が寄せられているようだ。芸能ライターがささやく。
「ブルゾンはわずか芸歴2年に過ぎず、しかも実質的なテレビ初出演は今年の元旦。そんなド新人がテレビCM出演という大役を射止めたことには『まさにシンデレラストーリー!』との称賛が寄せられています。ただ、ブルゾンのネタに面白さを感じない層からは『調子に乗り過ぎ』との批判も出ているようですね」
アンチ派が問題にしているのは、ブルゾンが自分の境遇を「ブレイク」と表現したこと。ブレイクしているかどうかは他人から評価してもらうことであり、自分から口にするのはおかしいという理屈である。もっともな意見にも聞こえるが、お笑い系のライターはそんな声に異を唱える。
「彼女が得意とするネタは、キャリアウーマンの鼻につく態度や仕草を笑いに換えたもの。すなわち調子に乗ってナンボという芸風なのです。今回のCMでも彼女のキャラがそのまま活かされていますから、発表会でそのキャラを貫くのはむしろ当然のことでしょう」
あまりにも急にブレイクしたことで、なにかと槍玉にあげられがちなブルゾン。今回の批判も味のしなくなったガムのように捨ててしまってはいかがだろうか。
(白根麻子)