お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦が、窮地に立たされている。自身が所属する吉本興業の「大先輩」である松本人志にカミつき、「（吉本興業の）幹部と社長に、いま僕は『謝れ』と言われている」と5月28日放送のラジオ番組「らじらー！ サンデー」（NHKラジオ第1）で明かしたうえで、「謝らない」「どうなるか楽しみ」と堂々宣言したのだ。
ことの発端は、脳科学者の茂木健一郎氏が今年2月、ツイッターで「日本のお笑い芸人は終わっている」と発言。これに対し、松本は「（茂木氏には）笑いのセンスがまったくないから、この人に言われても刺さらない」と自身が出演したテレビ番組で返した。
すると中田は、ブログで「茂木さん負けるな！と思っていたところ、大御所の番組に出演して大御所に面白くないと言われ公開処刑をされてしまいました。大御所にセンスがないとか価値を決められてしょげ返っている様子こそが茂木さんの意見通りだったのに。茂木さんの指摘、当たってたのに」と、暗に松本を批判したのだ。
今回の騒動に対し芸能記者は「松本は気にしていないと思う」と前置きしたうえで「ただし、社長までが出てきて『謝れ』と言うのは、前代未聞」という。
「今や中田は、お笑い芸人というより、自分を文化人枠と勘違いしている。講演を行ったり、情報番組のコメンテーターを務めたり、賢さをウリにしていますが、その発言が“上から目線”とか“いいかげん”と度々炎上しています。芸人仲間からも疎まれており、そんな中田に“ここらでお灸をすえないと”と、吉本としては考えたのでしょう」
これまで、自身の発言が炎上しても、どこ吹く風だった中田。今回は“馬耳東風”とはいかなさそうだ。
