中学生になった子役の鈴木福が豪華な焼肉にテンションあがりまくり! 5月29日放送の「有吉ゼミ 2時間SP」(日本テレビ系)にて、福くんの食事風景が映された。
焼肉店に入った福くんは特上カルビと特上ハラミをオーダー。これには妹で子役の夢ちゃんも「遠慮とかをあまりしなくて、いいお肉を選びすぎなんですよ」と苦言を呈していた。ここで番組側は「福くんは着実に大物芸能人への道を歩み始めている」とのナレーションを被せてきたが、その演出に女性誌のライターが異を唱える。
「この焼肉は家族の夕食などではなく、事務所のマネージャーが二人を連れて行ったもの。食事代もおそらく経費で落としているはずです。そんな特殊な食事風景を取り上げて、特上カルビを頼むから大物という安直なレッテル貼りには呆れますね。非難すべきはむしろ、中1と小5の子役兄妹を焼肉屋に連れて行くスタッフ側にあるんじゃないでしょうか。福くんのぜいたくぶりをあげつらう演出はもはや、根拠もなく彼をディスっているとしか思えません」
たしかに子役に食事させるならファミレスなど年齢相応の場所に行けばよさそうなもの。制作側としてはプライバシーの確保などで焼肉店を選んだのかもしれないが、それなら「特上肉を味わう子役たち」という切り口で捉えるのは不適当だろう。このシーンを見て、かつてのモーニング娘。を思い出したとアイドル誌のライターが語る。
「00年に加護亜依と辻希美の中1コンビが加入したとき、夜中に焼肉を食べる二人の姿が報じられ、『子供にぜいたくさせるなんて!』との批判が集まったものです。しかし実際にはコンサート後に食事するため、居酒屋以外で夜でも食事できる店として、スタッフが焼肉店に連れて行ったもの。そこから17年も経ったのに、未だに子供を焼肉に連れて行くのがぜいたく扱いされているんだと驚きましたね」
最近の子供たちは親と一緒に焼肉や寿司、しゃぶしゃぶを食べに行くのが外食として当たり前になっている。制作側もそんな時代の流れを感じ取り、無用な子役ディスりをあおるのはやめるべきではないだろうか。
(白根麻子)