俳優の西村まさ彦(旧・雅彦)の改名が波紋を広げている。5月2日、自身のツイッターで、「雅彦がまさ彦に進化しました」と報告。これが思わぬ騒動を呼ぶとは、本人は想像していただろうか。
日刊ゲンダイの記事によれば、西村サイドから映画関係者宛てに「クレジットなどをできるところから変更してほしい」との連絡が入り、現場は大混乱しているという。
この突然の改名についてネットでは「スキャンダルで追い詰められたとき、霊的な思想に傾倒した」「個人事務所のマネージャー兼社長を務めていた女性が霊視をしていた時期があった」「かつて交通事故を起こした際、不貞相手と一緒だったため助手席から逃げており、過去の因縁を払しょくするため」などと、揣摩臆測が飛び交った。
こうしたネガティブな情報を気にしてか、西村は自身の事務所のウェブサイトで「緊急のお知らせ」と題し、改名の理由について説明した。
「私の改名問題について、なにかとフェイクも含めたニュースが流れているようなので、ここで真実をお伝えします」と断ったうえで、「私が俳優となって今年30周年。今までは、俳優ですと胸を張っていうことができなかったのですが、ようやく言ってもいいかな?と思えるようになりました。そこで、俳優としてやっていく決意表明として生まれて初めて『芸名』を名乗ることにしたのです」。
デビュー30年を機に、心機一転するための改名のようだが、芸能記者はこう首をかしげる。
「改名して売れた芸能人はたくさんいます。浜崎あゆみ(旧・浜崎くるみ)、華原朋美(旧・三浦彩香⇒遠峯ありさ)、スギちゃん(旧・杉山えいじ)など。しかし、西村の場合はすでに名前が売れているので、あえて改名する必要があったのか。例えば『藤岡弘、』が改名したときは、“我いまだ完成せず”と『、』を付けた意味を説明した。それが西村の場合は『長年なじんだ本名から大幅に変えるのも勇気がいるので、ちょっとだけ変えてみました』なのですから、改名するメリットがさっぱりわかりません」
こうしてニュースになることがメリットだったりして?