最近、男女の出会いスポットとして「居酒屋」が注目され、20~40代サラリーマンやOLで賑わいを見せています。居酒屋と言っても、テーブルごとに壁やパーテーションなどで区切られているような店ではなく、隣のテーブル同士が近く、メニューも安めの昔ながらの居酒屋が人気となっています。
居酒屋に詳しいフードライターに聞くと、都内では恵比寿横丁や吉祥寺のハモニカ横丁、新橋産直飲食街、有楽町ぶんか横丁などが特に「出会いの場」として認知されているとか。いずれも、町の一角に居酒屋がぎゅっとひしめき合う「横丁系」の酒場。そこでの様子は、
「2、3人ずつの同性同士のグループが隣合わせに座ると、自然に会話をするようになって、相席状態で和気あいあいと一緒に飲み始めるんです。店全体に活気があるから、見知らぬ同士でも話しかけやすいんでしょうね。男性グループが頼んだ食べ物を、女性グループとシェアするという光景も見られます。そこで仲よくなって、次の店に一緒に移動していくケースも」(フードライター)
昔ながらの居酒屋の雰囲気が、出会いを後押ししている様子。メニューも安いので、男性も懐を気にせず女性にサービスできてしまうのだそう。
相席ができるお店や婚活パーティーはちょっと……という人でも、居酒屋であればハードルは低いはず。出会いを狙って友人と行ってみるのもありかもしれません。
ただ、「横丁系」酒場ならではの注意点もあるとか。
「女性2~3人で行くと、恋愛話や愚痴になりがちですが、それだと男性が話しかけづらいので控えたほうがよいですね。女性同士のディープな話はまた別の機会にして、食べ物の話や最近どんな映画を見たかなどの話にとどめましょう。また、その店を楽しんでいる雰囲気を出すこと。『にぎやかでいいね』『何がおいしいんだろう』『このお酒も飲んでみたい』などと楽しそうにしていると、男性が声をかけやすくなります」(前出・フードライター)
もしも隣の男性グループが気になったら、自分たちから話しかけていくのもアリ。
「隣の人が頼んだものを、『すみません、それ何ですか?』『おいしそうなんで、私たちも頼もうかな』などと聞くと、それをきっかけに相手が話しかけてくれたり、お裾分けしてくれたりすることも多いですね」(前出・フードライター)
食べ物について聞くだけだから、話しかけるのも簡単。今度の週末は「横丁系」居酒屋に足を運んでみては?