10月スタートのフジテレビ月9ドラマに、女優の篠原涼子が初主演する。役どころは、市政や社会の悪と対決する新米女性市議。篠原は「この役を通して皆様の代弁者になれたらいいなと思っております」と意気込んでいる。
脇を固めるのは、独特のフェロモンを放つ演技派男優の高橋一生と、透明感のある美しさで“奇跡のアラフィフ”と呼ばれている石田ゆり子だ。
このところ、視聴率低迷が続いている同枠のドラマだが、人気俳優の主要キャスト3人が発表された時点で「篠原さんのドラマは面白い!!絶対観る」「楽しみ~」など、期待が寄せられている。
そして、このドラマに熱視線を送るのは、視聴者だけではない。現在、篠原の役を地でいく全国のママさん議員たちだ。篠原の地元・群馬県の加賀谷富士子県議会議員は、同ドラマの発表を自身のフェイスブックに載せ「これをきっかけに、政治に関心を持ってもらえれば」とコメントを寄せた。
政治ジャーナリストは「母親目線から政治を描くのは今の時代に必要」という。
「待機児童だけでなく、介護や働く主婦の税金やDV夫から逃れているシングルマザーなど、主婦が抱える問題は山積している。それなのに、政治に対する関心が薄いのが現状です。このドラマを通じて、自分の一票でも政治を変える、社会を変える力があることを知ってほしい」
同ドラマが今の政治にどのような一石を投じることができるか、注目したい。