最近、“女子がなりたい顔ナンバーワン”の肩書を持つモデルがメディアに登場する機会が増えている。その一人、野崎萌香がPVに出演したことで記事になったと思えば、森絵梨佳はフォトブックを出したとして話題に。でも失礼ながら、二人ともよく存じ上げないのだが‥‥。女性誌のライターが教えてくれた。
「この場合の“なりたい顔”は、彼女たちのメイクをお手本にしたいという意味だと思っていいでしょう。メイクにはその年ごとのトレンドがあり、いま流行しているメイクが映える顔があります。野崎さんと森さんは顔の形をはじめ、目の離れ具合など各パーツの位置関係が似ています。昭和顔で威圧感が少なく、ほんわかタイプなのも一緒。つまり2人とも同じようなメイクが似合い、そのメイクが“女子がしたいメイク”になっているというわけです」
ちなみにORICON STYLEの「女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」では、1位 北川景子、2位 綾瀬はるか、3位 石原さとみという順当なランキングだ。ホットペッパービューティーによる「なりたい有名人」でも、1位 北川景子、2位 石原さとみ、3位 佐々木希とほぼ同じ結果。高須クリニック調べの「美容整形でなりたい芸能人・有名人顔ランキング」では1位 島崎遥香、2位 北川景子、3位 佐々木希と、いずれも誰もが知る著名タレントばかりとなっている。
「アンケートだと北川景子さんや佐々木希さんなど、わりとキツ目の美人が選ばれがちですが、そこには“自分には絶対になれない顔”という憧れも含まれているのでしょう。一方で女性誌モデルはメイク術を公開するなど、自分たちに近い存在と捉えられており、努力すれば近づける程度の美人が好まれるのかもしれません」(前出・女性誌ライター)
その野崎や森のメイクは、しっかり下地を作って艶感を出しつつも、厚化粧っぽさを抑えるのがコツのようだ。つけまつげやノーズシャドーを避けるなど。立体感を強調しすぎないのも特徴。ひと昔前のayuメイクとは真逆の方向性かもしれない。ともあれ野崎や森の顔をインプットしておけば、今どき女子を理解する手掛かりになりそうだ。
(白根麻子)