フジテレビが“昼のワイドショー”参戦も「ゴゴスマだけがトクをする」納得の理由
日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ制作)とTBS系「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」(CBC制作)がしのぎを削っている「平日昼のワイドショー」戦線。
長らく「ミヤネ屋」の優位が続いていたが、ついに昨年、後発である「ゴゴスマ」が関東圏の視聴率で逆転。さらには10月の改編からフジテレビが、系列局のカンテレが制作する「旬感LIVE とれたてっ!」で参戦することが判明し、話題となっている。在京キー局関係者が解説する。
「『とれたてっ!』は元日本テレビアナウンサーの青木源太を司会に迎えて2023年にスタートした番組。現在、フジでは過去のドラマの再放送を流しているので『とれたてっ!』は20年に終了した『直撃LIVE グッディ!』以来、5年ぶりの昼のワイドショーとなる。三つどもえの“ワイドショーサバイバル”の行方に業界内でも注目が集まっています」
はたして「とれたてっ!」は牙城を崩すことができるのか。同関係者は「小籔千豊やハイヒール・リンゴ、ブラックマヨネーズ・吉田敬といった全国区で人気の芸人がレギュラーを務めていて、出演陣の豪華さでは引けを取らない。いい勝負ができるはずです」と指摘する。
一方で「三つどもえとなったことで、トクをするのは『ゴゴスマ』だろう」とも語るのだ。
「宮根誠司が司会を務める『ミヤネ屋』と同様に『とれたてっ!』も“関西ノリ”の番組。かたや元CBCアナウンサーの石井亮次がMCを務める『ゴゴスマ』は中京圏で作られているものの、あまり地方色を出していません。こうした背景から『ミヤネ屋』と『とれたてっ!』の間で視聴者を奪い合う形となり、結果的に『ゴゴスマ』の一人勝ちになるのではと見ています」(前出・在京キー局関係者)
サバイバルの行方を注視したい。
(塚原真弓)
