松本潤の“俯瞰する力”に「99.9」共演俳優が感服!「このご時世だから」を考慮
アイドルグループ「嵐」の松本潤が、深山大翔役を演じたTBS系リーガルドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」。同作でパラリーガル役を務めた俳優のマギーが、YouTubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活~この一本~」に出演し(7月11日付)、松本潤、そして深山の先輩弁護士・佐田篤弘を演じた香川照之の「俯瞰力」を称賛した。
マギーは俳優としてだけではなく、映画「NIN×NIN忍者ハットリくんTHE MOVIE」(2004年)、ドラマ「ブスの瞳に恋してる」(2006年)、直近ではAmazon Prime Videoのドラマ「笑ゥせぇるすまん」(7月18日配信開始)など、数多くの作品で脚本を手掛け、また演出家としても活躍している。マギーの話。
「(自身は)わりと全体が見られるタイプだとは思うんですけど、松潤と香川さんの全体を見られる力といったら(別格)。この脚本のこのシーンはいったい何をすべきシーンなのか。さらに2人は、日曜9時だから、映画だから、この時期だから、このご時世だからとか、そのぐらい広いところから作品を捉えている」
また、基本的には台本に沿いながらも、松本や香川はドライ(カメラなしのリハーサル)の段階で突発的にアドリブを入れることがあり、それに他のキャストがアドリブを重ね、誰かが突っ込むことで新たな展開が生まれることもあるという。「本番では台本にないセリフが結構あったりする」と、マギーは振り返った。
同ドラマはTBSの日曜午後9時枠で、「SEASONⅠ」が2016年4月期、「SEASONⅡ」が2018年1月期に放送され、2021年12月30日には映画版が公開された。
この映画版で、事件に関わる重要人物の1人・南雲エリを演じた女優の蒔田彩珠は、レギュラー陣のアドリブやノリについていけず悩むこともあったが、「エリは映画の中で唯一、しっかり人間味のある役だから、そのままで大丈夫だよ」という松本の一言で安心できたと、撮影後に語っている。
まさに、松本の俯瞰力のなせる業だろう。
(所ひで/YouTubeライター)
