キャスターの小倉智昭が、文春砲の直撃に「膀胱がん」で対抗だ。6月22日発売の週刊文春にて大手新聞社の既婚者女性を事務所に招き入れ、部屋を暗くしていたことを報じられた小倉。これに対して自身が出演する同日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)で言い訳を繰り出したのである。
小倉は女性とはコンサートや食事を共にすることはあると認めたうえで、部屋を暗くしていたのはミニシアターを楽しんでいたからと説明。そして昨年5月に膀胱がんの手術を受けたことを引き合いに出し、「そっちの方はごぶさたなんです」と不貞関係を否定してみせた。この発言に憤るのはがん治療に詳しい医療系ライターだ。
「この論理は、他の膀胱がん患者にとって実に迷惑な話です。不貞疑惑の否定材料にすること自体も失礼極まりない話ですが。なにより膀胱がん手術で男性機能が失われたと断言していることは、多くのがん患者を傷つけかねません。というのも下半身のがんでは“男性機能の維持”に悩む患者が少なくないからです」
膀胱や前立腺といった分かりやすい場所のみならず、直腸がんや腎臓がんの手術にも男性機能に関わる神経や血管を傷つけるリスクがある。その影響は男性機能に直接かかわるだけではなく、性的な欲望そのものを減退させることも少なくないのである。
「それゆえ小倉が『女性は大好きですからね。堂々といろんな女性と密会したいと思います』と発言したことは、自慢と受け止められても無理はありません。ともかく今回の発言は無神経そのものです」
70歳になっても欲望を誇示し続ける小倉。その姿に辟易する視聴者は少なくない。
(白根麻子)