今年3月に旧芸名の“新井ゆうこ”から、本名へと改名した有村藍里。女優・有村架純の姉として知られる彼女は改名後にほぼマッパの写真集をリリースしたり、バラエティ番組に「架純の姉」という肩書きで出演しまくるなど、姉という立場を存分に利用している。
そんな“妹の七光り”について、「妹の人気に便乗しているだけ」「朝ドラに出ている架純ちゃんの邪魔をしないで」など批判の声が多出した。ところがここにきて「言うほどイヤじゃない」「性格は悪くない」など、藍里の評価が上がっているというのだ。そのワケをテレビ誌のライターが指摘する。
「テレビに出続けるにつれ、常に控えめでガツガツ感のないところや、自ら『妹に乗っかっています』と認める素直さが好感されているのです。6月28日放送の『良かれと思って!』(フジテレビ系)では、最近練習しているという架純のモノマネを披露。妹あっての自分だということを強調していました。ひな壇では常に背筋を伸ばして座り、トークしている相手をちゃんと見つめるなど、その態度も好意的に受け止められています」
この日の放送では共演した蛭子能収に「どうやってテレビに長く出続けてらっしゃるんですか?」と質問。ここで蛭子は「スタッフさんに愛嬌をいつも振りまく」「出された弁当は必ず食べる」とアドバイスし、MCの劇団ひとりやバカリズムに揚げ足を取られていたが、藍里はうんうんと真面目な顔でうなずいていた。
「番組では“口元がダラしない”などとさんざんイジられていましたが、決してイヤな顔を見せることはなく、一定のペースでにこやかに答えていました。決して美人ではありませんが、人を不快にさせない態度を好ましく思う視聴者は今後も増えていくかもしれませんね」(前出・テレビ誌ライター)
このまま芸風を変えることなく、妹の七光りでイジられ続けるキャラを演じることで、姉の藍里も芸能界に定位置を見つけられるのかもしれない。
(金田麻有)