夫の実家の墓には入りたくない!?
墓ってなんだか特別なイメージがありますよね。それが自分の入るところだとしたら、なおさらです。ところで皆さんは、もう自分の入るお墓を決めていますか? これは女性にとって一度は悩むことだといいます。
もしあなたがおひとりさまで、将来もこのままひとりの可能性があるとしたら、実家の墓や、自分で購入などの選択肢があり、比較的自由に決めることができるはずです。問題は夫や子供がいて、夫の家には先祖代々の墓があるというケース。
この場合、夫が長男だと一般的に妻であるあなたもそこに入るべき…なんてことに誘導されてしまうのですが、あくまで慣習であり、法的に強制されるものではありません。実際、夫の実家の墓に入りたくないという声も多いのです。
でも、夫も夫の両親、兄弟姉妹が生きているうちに、「私、貴方の実家の墓に入りたくない!」などと高らかに宣言してしまうと、何かしらのゴタゴタが起こる可能性もあります。まずはこっそり夫に相談し、どう思っているのか探りを入れることをおすすめします。そのうえで、
・夫の実家の先祖代々の墓に入る
・夫とふたりで入るための墓を準備する
・自分だけ別の墓(自分の家の墓や、自分ひとりだけの墓)に入る
・分骨してもらい、両家の墓に入る
など、いろいろ選択肢があります。
「公営」か「民営」か「寺院」か?
新しくお墓を準備(墓地を選ぶ)するときは、墓を建てるか否かを選びます。建てるというのは従来通りの墓石を想像してもらえばいいでしょう。それ以外にも墓石の替わりに樹木を植える、あるいは海などに散骨する方法もあり近年は希望する人が多いようですが、対応できるところは限られています。これについては、いろいろと制約があるので、以下関連記事で詳しくご紹介しています。
参考までに、墓地は基本的に「公営墓地」、「民営墓地」、「寺院墓地」から選ぶことになります。それぞれに入りやすさ、使用料、交通の便などに大きな差があり、まさにピンキリの世界なので、一度は専門家に相談してみたいですね。
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