広瀬すずも声優出演!「実写⇒アニメ」作品は主流になるか

 7月11日、アニメーション映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(8月18日公開)の製作報告会見が都内で行われ、すでに世界110の国と地域での配給が決定したという発表に、ヒロインの声優を務めた広瀬すずや菅田将暉からも「本当にすごい」と驚きの声が上がった。

 今作は岩井俊二監督が93年に作ったTVドラマを、大根仁の脚本、新房昭之総監督という布陣でリメイクしたもの。ドラマ版は少年と少女の切ない別れを描いていたが、今回はタイムスリップSFを絡めて原点の物語を再構成しているのが見どころだ。

 実写のアニメ化といえば、83年公開の実写映画「時をかける少女」を細田守監督が06年にアニメ化したことがある。筒井康隆のSF小説が原作だが、72年に「タイム・トラベラー」のタイトルでNHKが最初にTVドラマ化し、83年の原田知世主演による実写映画版が決定打となって人気が定着。その後、10年までに実写映画が2作品生まれ、TVドラマとしても何度もリメイクされた。細田守版は原作・実写映画の20年後の世界を描いた続編的な作品だったが、このように実写がアニメ作品を生み出すことは、決して多くはなかった。

 しかし、ここにきて実写からアニメという動きが出てきている。11月には「ゴジラ」シリーズ初のアニメ映画「GODZILLA 怪獣惑星」が公開。これはゴジラが生物界の頂点に立っている2万年後の地球を描いた作品で、3部作として作られ、公開後にはNetflixでも配信される予定だ。

「日本のドラマは言葉の壁によってなかなか海外に配信されにくいが、アニメは声優さえ代えれば全世界に配信できる強みがあり、実写よりもアニメのほうがマーケットとしての広がりが見込めるわけです。最近では『鬼平犯科帳』もテレビアニメになっていますし、実写からアニメという流れはもっと増えていく可能性があります」(映画ライター)

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」がその火付け役になるのか。興行の動向を見守りたい。

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