巨大化するピラミッド問題、けが人続出の大人数によるムカデ競争問題など、今年は各地で運動会の出し物が問題視され、ニュースに取り上げられました。
ただ、問題視されたのは生徒たちの出し物だけではありません。運動会の観覧席を見渡してみると、意外と迷惑行為や空気の読めない行動をしているオトナも多くいるんです。
そんな気になる行動のなかから、父兄たちに聞いた「来年はぜひともやめてもらいたいワースト行為」を聞いてみました。まずはそのヤル気が逆効果を生んだ一家を目撃したSさんの証言から。
「最前列で応援したいという気持ちはわかりますが、小型の簡易テントやアウトドア用の椅子を何脚も観覧席に持ち込んで、優雅に一家そろって広大なキャンプスペースを作って陣取るのはやめてもらいたいですね。応援するその姿勢は決して悪くはありませんが、狭い観覧席の最前列でやられると、それは迷惑行為。最前列では日傘やツバの広い帽子すら気をつけている人も多いというのに‥‥」
続いてはお弁当タイムに威勢よく「乾杯~!」の声が聞こえてきたというOさん。
「小学校のイベントでビールの持ち込みはご法度ですが、ノンアルコールビールならいいかというと疑問。しかも隠しもせずに堂々と大勢で飲まれたら、見た目はただの宴会。お花見じゃないんだからと冷たい視線を向けられていました」
また、地域によっては火花が散るという、母親たちの運動会ファッションについて、Nさんがこう証言する。
「最近の親たちのファッションセンスがいいのは結構ですが、運動会には運動会に適したファッションを心がけてもらいたいですね。空気の読めない、グラウンドの土に埋まるような高いヒールや、動きづらいミニスカなどはできれば遠慮してもらいたいです」
もはや毎年の運動会の名物になっているこうした迷惑父兄たち。来年はぜひともマナーを競ってもらいたいものですね。