アンディ・ムスキエティ監督がメガホンをとるホラー映画「IT」のリメイク版は映画史上トップ5に入る“怖い映画”になるようだ。スティーヴン・キングの小説「IT」はアメリカの町で子供を襲う殺人ピエロのペニーワイズの奇行を追ったストーリーで、1990年代にTVミニシリーズ化された際にはティム・カリーがペニーワイズ役を演じていた。そしてこの作品のリメイク版が今年9月に公開予定となっている。
撮影に関する報道や予告編から同作品への期待が高まっているが、キングの息子でホラー小説家のジョー・ヒルはこの作品が「エクソシスト」や「遊星からの物体X」のような恐ろしい王道ホラー映画であることを明かしている。
「アンディが作る『IT』は映画史上トップ5に入る恐怖映画の1つだよ。とても人情があって、みんなきっと登場するキャラクターたちを好きになると思うよ。けれど容赦なく恐ろしい作品だね。『ジョーズ』『エクソシスト』、ジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』『ぼくのエリ200歳の少女』だけがこの作品よりも恐ろしいと言えるかな。すばらしい作品だよ」
同作では、メイン州デリーで子供たちが次々と姿を消す中、ペニーワイズと呼ばれる奇妙なピエロに立ち向かった子供たちが、大人になって再びその恐怖と再び対峙する姿が描かれる。
「ダイバージェントFINAL」のビル・スカルスガルド(26)がペニーワイズ役を演じており、ピエロに扮したビルが撮影中にエキストラ役の子どもたちを本気で怖がらせ、泣かせてしまったというエピソードをムスキエティ監督が披露していたことがあった。さらにムスキエティ監督はすでに「IT」リメイク版の続編制作の計画も進行していることを明かした。