2017年、歌手デビュー20周年を迎えたKinKi Kids。堂本剛が突発性難聴を発症したことによって、7月15、16日の記念ライブ(神奈川・横浜スタジアム)は堂本光一が1人で行った。
そんな光一は夏を過ぎると再び、ソロ活動をメインに据える。皮切りは9月8日から大阪・梅田芸術劇場メインホールで行われる主演ミュージカル「Endless SHOCK」だ。この「SHOCK」シリーズ、実はとんでもない記録を持っていると演劇関係者は明かす。
「“日本一チケットが手に入らない”舞台ですが、名シーンのひとつが光一の階段落ち。22段あるのですが、それを15年ちかく続けているわけですから、総距離は約9000m。もはや世界最高峰のエベレストの標高(8848m)を上回っているんです」
同シリーズは2000年、東山紀之が光一とタッキー&翼の今井翼を“カンパニー”に加えてスタート。開始以来、チケット即完伝説を作り上げている。光一は弱冠21歳で、東京・帝国劇場の最年少座長に就任。帝国で初めてフライングを導入し、05年からは主演に加えて、脚本、演出、作曲も担当している。
「このとき光一はジャニー社長に、『ストーリーから何から、変更してやってもいいかな?』とたずね、『YOUの好きなようにやりなさい』とお墨付きをもらった。時には意見が衝突して、『勝手にすればいいじゃない!』と帰られてしまうこともあるそうですが(笑)。2007年には、フライングで1階から2階へ跳ぶという演出を成功させて、ジャニー社長を感服させています」(前出・演劇関係者)
シングルCDの初登場連続首位のギネス記録保持者でもあるKinKi。舞台でも世界最高峰クラスだったのだ。
(北村ともこ)