2017年、KinKi Kidsは結成20周年を迎えた。特に堂本剛はKinKi結成以外にもさまざまな節目の年になっている。
「奈良に住んでいた8歳のとき、劇団アカデミーに堂本直宏という芸名で所属しているので、役者歴がちょうど30年。KinKi歴20年で、ソロアーティストとしては丸15年になります」(エンタメ誌編集者)
KinKi Kidsが歌手デビューした7月21日には、20年ぶりに一夜限りで主演ドラマ「ぼくらの勇気 未満都市2017」(日本テレビ系)が復活。嵐の松本潤と相葉雅紀、元ジャニーズJr.で現在は会社員の小原裕貴など、当時のキャストが揃ったこともあって、高視聴率を叩きだした。
「実は20年前のドラマでKinKi Kidsと共演した子役が、今お笑い芸人になっています。それは鬼越トマホークの金野博和。鬼越といえば、先輩芸人に対して的を射た指摘をする芸風で、プチブレイク中。『ぼくらの勇気』では大勢の中の1人で出ていました。といってもセリフはなかったので、剛はまったく覚えてないようですが」(前出・エンタメ誌編集者)
金野は、ぽっちゃり系の子役だった。しかし、当時の子役デブ枠は内山信二が独占しており、さらに「ごくせん」(日本テレビ系)で脇知弘が出てきたことによってイスは完全に埋まってしまった。金野は役者をやめて、芸人に転向した。
「子役時代に剛と共演して、芸人になった例では、モダンボーイズの類家大地もそう。1996年に放映されたKinKiの主演ドラマ『若葉のころ』(TBS系)で、剛の弟役を演じています。しかし中1のとき、撮影を終えた映画の制作費持ち逃げ事件に遭ったことで芸能界に疲れてしまい、笑いの世界に転向したそうです」(前出・エンタメ誌編集者)
剛と共演したのち、現在は芸の腕を磨いている2人。再び剛と相まみえる日は来るか。
(北村ともこ)