このところ、コンビニやスーパーなどで気軽に手に入るようになった「植物性ミルク」。これまでは大豆のミルク=豆乳がよく知られていましたが、最近ではココナッツミルク、アーモンドミルク、ライスミルクなど、さまざまな植物性ミルクが市販されています。
「植物性ミルクは、普通の牛乳よりもカロリーや脂肪分が少なく、コレステロールもゼロ。ダイエット中の人には最適です。牛乳だとお腹がゴロゴロしてしまう人も安心して飲むことができ、さらに食物繊維が多く含まれているものもあって、お通じの悩みも解消できます」と美容誌のライターは話します。
では、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。具体的にみていきましょう。
■豆乳
大豆から作ったミルクで、他の植物性ミルクと比べて、良質なタンパク質が豊富に含まれているのが特徴。含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンの分泌を整える働きも。無調整のものを選んで豆乳鍋にしたり、味噌汁に加えたりと、料理にも広く使えて便利。
■ココナッツミルク
他の植物性ミルクと比べると、カロリーは高め(豆乳の約3倍)。体脂肪としてたまりにくい中鎖脂肪酸が豊富に含まれており、お肌など身体の老化を防ぐ抗酸化作用が高い。牛乳の代わりにシリアルにかけたり、コーヒーと混ぜたり、カレーに入れるなどが代表的な使い方。
■アーモンドミルク
食物繊維が多いのが特徴で、その量は豆乳のおよそ2倍。抗酸化作用を持つビタミンEの含有量も、他の植物性ミルクと比較するとダントツで高い。美肌を目指すならおすすめ。ストレートで飲むほか、シリアルにかけるなどで楽しめる。
■ライスミルク
玄米から作られるミルクで、ミネラル分を多く含むのが特徴。玄米の栄養をそのまま摂ることができ、ミネラルも豊富。また、リラックス効果の高いアミノ酸の一種・ギャバも多く含まれているので、寝る前などに温めて飲むのもおすすめ。
他に、オーツ麦から作られたオートミルク、ヘンプシード(麻の実)から作られたヘンプミルクなどもあり、海外では美意識の高い女性たちの間で人気だそうですよ。
飲みやすいものを探して、日常の食生活に取り入れてみてはいかがでしょう。