9月25日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系)に、衆院解散を表明した安倍晋三首相がゲスト出演。同局の小川彩佳アナウンサーが果敢に斬り込んだことで賛否両論が沸き起こっている。
緊迫する北朝鮮政策についてスタジオトークを展開する中、小川アナは「先日の国連での総理の演説を聞いていましても、対話よりも圧力ですとか、トランプ大統領と歩調も口調も一つにするような言葉が相次ぎましたけども、そうした言葉を聞いていますと逆に危機を煽ってしまうのではないか、危機を招いてしまうのではないかと不安を覚える方も多いと思うんですけども」と質問。すると安倍首相は「危機を作っているのは北朝鮮。ミサイルを発射しているのも核実験しているのも国際社会の要請に反しているのも北朝鮮です」と半ギレ気味に答えた。
この応酬に視聴者は「よくぞ言った小川アナ」「冨川アナと後藤氏が委縮する中、立派な態度」と称賛される一方、「北に何されたかわかってるのか?」「小川はいつもトンチンカン」「完全に論破されたな」と厳しい批判にもさらされた。さらに、まさかの方角からも違った非難を浴びている。
「小川アナといえば、嵐の櫻井翔との交際が報じられましたが、この質問によって櫻井の株も下がってしまったと嵐ファンが憤慨しているようです。櫻井はアイドルでありながら、ニュースキャスターとしても活躍するスーパーエリート。ファンからすれば、櫻井に恋人がいるというだけでダメージですが、知的な小川アナであれば…という好意的な意見もあった。ところが今回の小川アナ叩きのコメントの中に、櫻井を絡めた揶揄も含まれていたため、嵐ファンから『櫻井くんの顔に泥を塗るな』『なんで櫻井くんがヤケドしたみたいになってるの?』といった怒りを買ってしまったのです」(エンタメ誌ライター)
報道番組のサブキャスターという立場上、発言により批判を浴びることはままあるが、首相への質問が嵐ファンの怒りの火に油を注ぐとは本人も予想だにしなかったに違いない。
(田中康)